マスメディアによると遅くとも、昨夜には成立する見通しだった２次補正予算案。
ところが民主党は、２５日にあった、任期満了に伴う山形県知事選の結果が、民主党支援の、無所属、吉村美栄子氏が当選したことにより、「民意は、我々にある！」と、法案採決の先延ばし工作に打って出た。

政府案の２次補正予算は、衆議院では可決。参議院では否決。
野党案の２次補正予算（定額給付金以外の政府２次補正予算案）は、参議院では可決。衆議院では否決。
このように衆議院と参議院の議決が異なる場合、憲法６０条の規定によって両院協議会を開くことになっている。
昨夜のニュースを聞いていると、民主党は、その両院協議会では、議事録が義務付けられていないのに、
「議事録をつけなければ協議会には応じない！」と言い出した。（←何を言い出すんだ？民主党）
元々そんな規定がないのに、「そういう事を言い出すなんて、民主党は、何か仕込む気なのだ」と、自民党側は当然応じない。
ということで、両院協議会は２６日午後４時過ぎに開会予定だったのが、遅れに遅れ、夜９時過ぎにようやく開会する事態となった。
やっと始まったか、と思ったのもつかの間。午後１０時４５分ごろ、北沢議長（民主党議員）が「明日も続行する」と一方的に宣言して散会することになった。
ということで、今日の午後から、両院協議会が開会されるそうです。

本当に、「早急な景気対策が必要」なら、こんな対策なんて取れないと思うのですが、どうなんでしょう。

民主党は、どこに向かっているのでしょうか？そして、どこまでゴネるのでしょうか？
テレビは、相変わらず、予算審議が停滞していることに対して、政治批判は行っても、民主批判は行いません。
でも、実際に、目一杯ゴネて、予算成立を引き伸ばしているのは、民主党なんですよ？
いつまで私たちは、民主党に振り回されなければ、ならないのでしょうか。

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http://news.nifty.com/cs/headline/detail/mainichi-2009012700m118/1.htm
＜２次補正予算＞両院協は平行線で散会、２７日午後再開
2009年1月27日(火)1時39分配信　毎日新聞
　衆参両院は２６日夜、両院協議会を開き、２兆円の定額給付金を盛り込んだ０８年度第２次補正予算案の扱いを協議した。だが冒頭から紛糾して開会が遅れ、結論が出ないまま散会し、２７日午後１時に再開する。２６日の２次補正成立は見送られたが、憲法の衆院優越規定に基づいて２７日にずれ込んで成立する見通しとなった。
　これを受けて小坂憲次・衆院議院運営委員長（自民）は、２７日午後１時に衆院本会議で麻生太郎首相の施政方針演説など政府４演説を実施すると職権で決めた。民主党は両院協と政府４演説の同時開催に反発しており、与野党の対決色が強まっている。
　２次補正は、給付金を削除した野党修正案が２６日の参院本会議で可決された。参院での予算修正案の可決は戦後初めて。政府案を可決した衆院と議決が異なったため、午後に両院協が設置された。委員には衆院で政府案に賛成した自民８人、公明２人の１０人、参院で野党修正案に賛成した民主８人、社民１人、国民新１人の１０人の計２０人が選出された。
　両院協は午後４時過ぎに開会の予定だったが、野党が両院協の議事録作成と公開を求めたことに与党が反対し、開会は５時間近く遅れた。両院協議長はくじ引きで決められており、２６日は参院の北沢俊美・民主党副代表が選ばれた。２７日の議長は衆院の衛藤征士郎・衆院予算委員長（自民）が務める。
　２６日の両院協は午後１０時４５分ごろ、北沢議長が「まだ意見があるようだから明日も続行する」と一方的に宣言して散会した。形式的に数十分だけで終わりがちな両院協が紛糾するのは異例。両院協が１日で終わらなかったのは９４年の政治改革関連法案に関する両院協以来１５年ぶり。予算に関する両院協が２日以上にわたるのも戦後初めてだ。
　民主党は２６日夜、小沢一郎代表も交えて幹部会を国会内で開いて対応を協議。「２８日の政府４演説実施」との妥協案を与党側に示し、２７日中の２次補正成立容認を示唆したが与党は拒否した。
　２次補正は一般会計総額４兆７８５８億円。給付金や高速道路料金引き下げ、雇用創出、中小企業の資金繰り支援などが盛り込まれている。
　給付金などの財源を確保する２次補正の関連法案の参院採決は保留されており、民主党が採決を引き延ばせば、給付金の支給開始時期が早くても３月中旬まで遅れる可能性がある。【田中成之】
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