童話ちゃんの裏日記「日本の名作を考える その1」
- カテゴリ:日記
- 2012/03/25 21:51:43
昨日、ようやく新作の台本が出来た。今、童話制作委員会(童話ちゃんが所属するサークル)のメンバーに新作、台本を見てもらい評価をもらっている。連続ラジオ小説 第2シリーズ【ドルーガ帝国のレクイエム】が完成したのだ(笑)
全11話ある中編小説を読み直し
「ふぅ~ 1年3ヶ月かかった作品、ついに完成。 長かったなこの作品。さて、さて、一息ついたところで、名作の研究をはじめるか」
早速、近所のスーパーに出かけると、日本の昔話を収録したDVDが、500円で投げ売りしている。
「ほほぉ、500円とは安いな・・・早速、購入しビデオをチェックする。ふむふむ・・・
①かぐやひめ ②したきりすずめ ③ぶんぶくちゃがま が収録されている」
今日は【舌切り雀】を検証してみた。
(長く語り継がれる名作とは?を考える)
①シナリオが単純でわかりやすい【起承転結 型が多い】
↓
単純だから、言い伝えられる
②主人公や進行役が良心的な方々が多い
↓
良心的なおじいさん ← → 強欲で意地悪なおばあさん
③単純だが伏線の回収を行い、胸がすく
前半でスズメの舌を切った おばあさんが 後半で大きなつづらを選んでしまい、妖怪に追いかけられる
④訓話的な逸話で、お父さん方お母さんがに支持されやすい
強欲おばあさんが逃げ出す
⑤子供達になじみやすい動物が登場
・スズメは何処にでもいる
⑥展開が早く、読みやすい
短編だが場面展開が早い
【したきりすずめ 感想】
昔話の良さは、現代の長編小説と違い、だらだらとしていない。言い伝えだから必然なのかもしれないが、無駄を省き、さらに無駄を省いて、これ以上省すると本編が伝わらなくなる部分まで突き詰めている。秀作の要点を押さえた作品だと感じた。
がんばっっ