Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

北斎展 2

 それでも「諸国瀧廻り」(一八三三年頃)シリーズで、ようやく足を留めてみようかと思う。これらも何回か観たものだが、なんとなくそんな気になったの だ。《諸国瀧廻り 和州吉野義経馬洗滝》の蛇行する滝、途中で馬を洗っているのだが、そこに至るまでの大きな流れ、そして洗っている馬の足もとの、浜のよ うな水紋の...

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北斎展 1

とある平日、お待ちかねだった「北斎 ボストン美術館 浮世絵名品展」(二〇一四年九月十三日─十一月九日、上野の森美術館)に行ってきた。土日はかなり混雑するというので…。美術館のある上野へ向かう。早朝バイトした後、家で早い昼食を食べてすぐ出かけたので、眠かった。電車の中でうとうとする。上野...

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一期一会を教えてくれた、北斎展 その1

 とある平日、お待ちかねだった「北斎 ボストン美術館 浮世絵名品展」(二〇一四年九月十三日─十一月九日、上野の森美術館)に行ってきた。土日はかなり混雑するというので…。美術館のある上野へ向かう。早朝バイトした後、家で早い昼食を食べてすぐ出かけたので、眠かった。電車の中でうとうとする。上...

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菱田春草展 その3

 この《月下雁》が一九〇七年に描かれたとあり、次の章、最終章でもある四章は「「落葉」、「黒き猫」へ:遠近を描く、描かない 一九〇八─一九一一年」となっていて、時系列でいうと、四章よりも一年前でしかない。だから猫たちと共通点がみられるのだろうか。
 だがこの四章にある作品たちは、もはや「朦朧体」的なも...

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菱田春草展 その2

 チラシなどから。
 「菱田春草(一八七四─一九一一)は日本近代で最も魅力的な画家の一人です。春草は草創期の東京美術学校を卒業後、岡倉覚三(天心)の日本美術院創立に参加、いわゆる「朦朧体(もうろうたい)」の試みや、晩年の装飾的な画風によって、それまでの「日本画」を色彩の絵画へと変貌させました。生誕百...

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