Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

私が身につけている指輪。

私はジプシーのように手持の貴金属の総てをいつも身につけている。ブレスレット、首飾り、指輪は七個。誕生石はトパーズだが嫌いなのでつけてない。色がルビーよりも血のようで好きなガーネット(亡父の誕生石でもあるから)、プルーストが夕焼の池のようだといった、ラリックも好んだオパール。

七個の指輪の内訳。右の...

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ボストン美術館 日本美術の至宝

 三月のおわりに上野の東京国立博物館・平成館「ボストン美術館 日本美術の至宝展」にいってきました。
 四月十五日まで「博物館でお花見を」展も本館でやっています(ボストン美術館展のチケットで当日限り入れます)。

 若冲《鸚鵡図》。レースのように白い羽根が透けて背景すら見える緻密な鸚鵡、だが止まり木部...

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ほぼ満開の桜

毎日、近所から数キロ圏内の桜を見て回っている。縄張りを調べる猫のように。満開に近づく度、むせそうな、胸のどこかがきしむような眩暈が強くなってくる。過去の私と出逢うのだと思ったが違う。過去から連綿と続く彼らの瞬間に立ち会っているのだ。

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七分咲きの桜

縄張りをチェックする猫のように近所の桜を見て回る。まだ全体に、7分咲き位だからだろうか、うんざりとうっとりとするような幻想はない、或いは積み重ねてそれは始まるのだろうか。蕾がめだつ。川に映った桜と合わせて、満開にむせそうな気分を作る。水がどぶ臭い。このままを受け入れること。

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いつかみたゆめ、借金のとりたて

夢の中で私は知らない女性になっていた。
23歳ぐらいだろうか。
海外に行ってしまったらしい、別れた男が残した借金の取立てにあっている。
ジャングルジムや砂場があるさびしい公園で。
埃っぽい藤棚もあった。
私の知らない人生が、夜の世界で繰り広げられている。

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