「じゃあ、後は若い人同士で、ね?」
何が”ね?”なのかは知らないが。
確かに、私も世間一般にはイイ歳、ってヤツで。
まぁ、その”イイ歳”にもなれば、こう言う話も来るだろう。
「・・・」
だけどなぁ・・・
「・・・あ、す、すんません。」
「・・...
休日以外(水曜以外)、ブログ短編小説、毎日更新
「じゃあ、後は若い人同士で、ね?」
何が”ね?”なのかは知らないが。
確かに、私も世間一般にはイイ歳、ってヤツで。
まぁ、その”イイ歳”にもなれば、こう言う話も来るだろう。
「・・・」
だけどなぁ・・・
「・・・あ、す、すんません。」
「・・...
「待ちなさいっ!」
深夜の住宅街。
逃げる男。
追う娘。
駆け抜ける、二つの影。
「ど、何処!?何処行ったの!?」
しかし、娘は男の背中を見失う。
その時。
”あっちだ江美!”
男の姿を示す、姿無き人物。
「えっ!?いないよ!?」
”そこの塀の隙間に...
「この女性を探して欲しい。名前は、小田清子だ。」
くすんだ肌の色。
むくんだ輪郭。
一代で財を成したミムラグループ会長と言えど、寄る年波には敵わないらしい。
「・・・儂はもう、永く無い。」
それでも、そこを覚ってる辺りは流石と言うべきか。
「だから、”その時”までに、...
やっと書類整理が終わった!
独立開業してから初めての申告な物で焦ってましたが、国税局のHPから申告書類プリントアウトでやっとこさ終了。
まぁそれはいいけど
覚悟してたが赤字がひでー(笑)
一年目はこんなもんか(笑)
「・・・”そちら”?」
一瞬、眉を歪めた千石は
「・・・!」
慌てて周囲に視線を巡らした。
が。
「・・・はったり、か。」
他に、人影は見えない。
故に、千石の隙を作り出し、反撃するか逃げるかする物と思い、即座に目を戻す。
「・・・?」
しかし、正衛はそこに立ち...