とあるサイトの盗作騒ぎ
- カテゴリ: 小説/詩
- 2020/10/02 18:23:03
名前は出さないが、とある有名な小説投稿サイトで、ある書き手のユーザーが盗作をしたとしてSNSで騒ぎになっている。
もちろん盗作は、商業作品でない場合であっても著作権侵害に当たり、倫理上許されない行為であり、我輩も擁護する気はない。
だが、その、盗作をしたとされるユーザーを執拗にネットで攻撃し、サイト...
タウン征服のための陰謀が渦巻いてます
名前は出さないが、とある有名な小説投稿サイトで、ある書き手のユーザーが盗作をしたとしてSNSで騒ぎになっている。
もちろん盗作は、商業作品でない場合であっても著作権侵害に当たり、倫理上許されない行為であり、我輩も擁護する気はない。
だが、その、盗作をしたとされるユーザーを執拗にネットで攻撃し、サイト...
電子書籍の本格的な普及の可能性が取りざたされているが、出版業界にも面白い変化が出てきている。
エブリスタというケータイ小説のサイトが最近PCにも対応するようになったので、そこに自分の作品を公開している。
それと同時に大手出版社が複数、本格的にこのサイトとタイアップし始めたのだ。
「ケータイ小説」...
日本SF界の重鎮、小松左京さんが亡くなった。
我輩にとっては平井和正さんと並んで大きな影響を受けたSF作家であった。
一年ほど前、出版社の編集者に転職しようとしてその種のノウハウ本を読み漁った時がある。
その中に印象的な一節があった。
「普通の家庭で幸せに育った人間は編集者には向かない」というのだ...
作家の団鬼六氏が死去したそうである。享年79歳。
また一つ昭和の遺産がこの世から去ったという気がする。
団鬼六と言っても若い人は知らないかもしれないが、日本で「SM」という概念を確立した小説家である。
しかし、意外な事にこの人、デビュー作は相場師の世界を描いた今で言う「経済小説」であった。
少年...
だいぶ昔のSF小説だが、豊田有恒という作家の「モンゴルの残光」という作品である。
物語はいきなり未来世界から始まる。
その世界では、アジア系黄色人種が世界中を支配していて、ヨーロッパ系の白人は貧しい奴隷階級みたいな扱いを受けている。
その虐げられた白人の一人である主人公の青年、ふとした事から発明...