Nicotto Town


アオイさんの日記


「マイホーム」カテで、部屋の小話を書いてます。
「自作小説」カテゴリでニコットタウンで暮らしているアオイさんの日記や小話などを載せています。
・全てフィクションですので、ニコットタウンで起こった出来事・住民とは一切関係のないお話になります。
 
「その他」で自己紹介を少し。

side Trick or Treat ・1

 街はかぼちゃのオレンジと闇の黒で埋め尽くされていた。
 今日はハッピーハロウィン。一か月以上も前から、街の住人達は仮装に余念がない。吸血鬼に狼男、ミイラの姿にジャック・オ・ランタンやお化けのかぶりもの。それぞれが思い思いの格好をしてこの来たるべき31日の夜、街中を練り歩いていた。「トリックオアトリ...

>> 続きを読む


お城とドラゴン

元気になりました!
って調子に乗るとまたぶり返してしまいそうなので、お店は明日から開ける事にして今日はのんびり街中をお散歩することにした。
街の中央広場にはいつの間にか大きなお城があって、対のドラゴンがまるでお城を守るようにして眠っていたよ。
魔法でドラゴンにされてしまった王子様とお姫様なんだって、...

>> 続きを読む


side 風邪と夢・2

ちょっと気を抜くと泣き出しそうになってしまう。
熱は相変わらず弱気になった体を蝕み攻撃してくる。すん、と鼻を一つ鳴らしてアオイは更に自分自身を抱きしめるかのようにころんと丸まった。

また夢を見た。
気がつくとアオイはふかふかの雲の上に居た。
ああ夢の中なんだな、と思いながらアオイは周囲をぐるりと見...

>> 続きを読む


side 風邪と夢・1

しゅんしゅん、と遠くの方で薬缶でお湯を沸かしている音が聞こえてきた。
これはいつの事だろうか、ここはどこなのか。
熱で色んなものの境界線が曖昧になっていくのを感じながら、アオイは意識を手放した。

小さい頃の話だ。
アオイはいっつも季節の変わり目になると熱を出していた。
朝晩の気温は低い癖に昼間は汗...

>> 続きを読む


風邪、ひいちゃった。

熱が上がってしまって、本格的に寝込むことになってしまった。
お店は臨時休業。
仕方がないこととはいえ、一人でこうやってお布団の中にいるとなんだか寂しい気分。
お店を開いていると、誰かが訪れてくれていたから。
なんだか寂しくて、切なくなって。あたまからすっぽり毛布をかぶってみる。
ぬくぬくと温かな感触...

>> 続きを読む





Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.