バナナとプランテーション
- カテゴリ:20代
- 2013/04/26 15:59:59
ゲームをやっていてふと思ったことです。
というかシヴィライゼーションというものなのですがb
物事はひとつのつながりを持っていて、
その系譜を破ることは出来ない。
遠く偉大なことを達成するのは、並大抵のことではない。
かといって、それを達成しなければならない(当たり前のこととして)。
かくいう境地とは、こういうものであったと痛感しています。
それはさておき。
今日の話は、タバコとバナナです。
要するに、プランテーション(植民地)の話です。
タバコはカリブ、バナナは東南アジアがそれぞれ原産なのですが
両方とも植民地支配の象徴です。
タバコは15世紀にスペイン経由で広まったものとして、
バナナも東南アジア発祥で現在の生産も東南アジアのプランテーションで
作られるものがメインです。
細かいことはおいておいてですね、
何が言いたいのかと言えば
今日食卓や身の周りにあるものは
全部海外経由で来ている
ということです。
シベリアの一部と、
ロシア地域では
未だに原産物だけを食べて生活しているかもしれません。
ですがそのほかの地域では
ほとんど輸入物に頼っています。
輸入が止まったら生活していくことができないのかと言えば、
決してそうではありません。
ですが、食料の高騰と
飢える人が出てくるのは避けられないでしょう。
今日の食料価格は、輸入物が下げているのが現状です。
日本も例外ではありません。
食料自給率の低迷が叫ばれる中、
輸入物が止まれば
食料価格の高騰
流通量の低下は避けられません。
例え一国からの輸入が止まっても、
価格の高騰は避けられないのです。
そういう面から見ても、
フードディールプロジェクトというものが
利益の大きい存在として見ることができます。
詳しくは大和書房か
苫米地英人 フードディールプロジェクトで
ご覧下さい。
なんなのかといえば、
コロンビアに農地を開拓するかわりに、
いざとなったらその食料を少し分けてもらえるようにする
という計画なのです。
いわゆる、まっとうな投資というやつです。
(もちろん、メジャーな投資家は助けてもらうことを期待して
投資しているわけではありません。)
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植民地農産物の話から
食料自給率の話になってしまいましたが、
世界ベースで見ると、
日本が食料自給率が低いからといって
単に自給率を上げればいいのかというと
そうではありません。
世界の全体量(熱量)に対して、
一国の生産量+食料自給率が上がり過ぎてはいけないのです。
(生産量は、産業全体の生産量)
つまり、ようするに
エンゲルス係数が上がり過ぎてしまう傾向にあるので、
そのような政策はよろしくない
という意味です。
インフレは基本的にインフレを招き
そして破たんをも招きます。
1人の視点では、膨張がものを言うのに対し
多人数の視点では、1人の膨張は好ましくないのです。
そんな状況を打破するとっておきの方法があります。
それは、情報空間でのパイを増やす
というものです。
つまり、情報空間であれば
適度であればいくらでも増え続けていい
というものなのです。
具体的な例では、
シミュレーションがあります。
頭の中で想像することは、
タダですし
自由なのです。
電気も消費しなければ、
運動みたいに熱量を膨大に消費するわけでも
ありません。
地球の環境のために
熱量縮小(つまり人口縮小)を叫ぶ
グローバリストには
想像力で対抗するべきです。
(ちなみに、どういうわけか
グローバリストはジョン・レノンのかくいう
「イマジン」には懐疑的な場合が多いのですが)
話が長くなってしまいましたが、
要点は、グローバルな視点に立つなら
想像力を働かせることが重要
ということです。
世界は広しといえど、
自分の体は一つしかありません。
その差を埋めるには、
想像力しかないのです。