次元の隙間にメスを入れるⅡ
- カテゴリ:20代
- 2013/06/08 21:38:41
膜の話になりましたが……
リサ・ランドール博士は
三次元の膜の上に、
私たちの住む次元も乗っかっている
と解釈しました~
(詳しくは関連著書をお読み下さい~)
ちょうどバス・カーテンの上の水滴にも
例えていましたね~
とにかく、
時間軸を無視すると
次元をひとつの膜で表せるわけです~
(本家物理学では、
これをどう扱っているのかは知りません~
時間軸を無視したかしなかったかにしろ、
現在有力なのは膜の上に宇宙が乗っかっている
という発想です~)
膜をどう扱うかと言えば、
ちょうどパルテノン神殿が乗っかっている
大陸としましょうか~
(バルカン半島なので
ユーラシア大陸ですね~)
これ以上は話が振り切られてしまうので
ほどほどにしておこうと
思いますが~
ちょうど向こうに、
アテネの街がある~
となれば
それは別の宇宙なわけです。
それは近いようで
だいぶ離れている。
今まで読んだ本では、
宇宙の間と間の隙間の広さ
についてはどこにも書かれていませんでしたが、
たぶん、「思えばいつでも行ける」
距離なのではないかと思います~
(逆に言うと、思わないといつまでたっても
行けないという条件つきです~)
人と人との距離は測れません。
ですが、古くから人は
人と人との距離を測ろうとしてきました。
もちろん、
物理的な意味と、精神的な意味で。
それを神殿に例えるなら、
柱一本一本の間であり、
また神殿そのものと他の神殿の間の
関係でもある。
もちろん、神殿とアテネの街の関連性でも
いいわけです。
これを例えるなら、
U≦0
U≧0
U≠0
つまり、全体Uは何者でもない
ということです。
これを、空の考え方と言います。
あるかもしれないし、
ないかもしれない。
だが、あえて言うとするならば
あるのかもしれない。
分かりにくい例えですが、
向こうに島があるとすれば
あるかもしれないし、
島はない。蜃気楼だ
としてしまえば島はないわけです。
これを勝手に、平衡と呼ぶことにします。
休憩ポイント①
……
空の状態を平衡とするなら、
それのバランスブレイカーは
仮 となります。
(この辺は「生と死の取り扱い説明書」
/苫米地氏著をお読み下さいb)
何かに依存する「仮」が
空のバランスを崩すなら、
その間は「中」になります。
……なんのことかさっぱりですねb
とにかく、空の状態が
安定していると言いたいわけです。
逆に言うと、
仮が入るとバランスを崩すから
「中」の状態が一番安定している。
古代哲学は、原子のことまで
見抜いていたわけです。
空の状態は、こうとも言える。
つまり、
他の影響が絡んでいるかも
しれないけど、
他の影響が絡んでいるとも言えない。
つまり、柱に雨風が当たっても
それによって朽ちるかどうかは
分からないということです。
現に、パルテノン神殿は今も残って
いますね~
最初、屋根がどうだったとかは
誰にも分からないわけです~
実際にその神殿に住んでみないと、
雨風が柱にどう影響しているかどうかは
誰にも分からないわけです~
これをさっきの島の話に
例えるなら、
休憩ポイント②
……
船に波風がどう影響しているか
どうかは誰にも分からないけど、
船がその波風で朽ちて沈むかどうかは
誰にも分からない
ということです。
つまり、
スターウォーズの
ミレニアム・ファルコンが
TIEファイターに撃墜されるか
どうかは誰にも分からないわけです。
(その辺は、物語という羅針盤が
大体の方向性を指し示してくれる
わけですが)
この状態を、
空間の平衡と呼びたいと思います。
特に、時系列上の
ここ!という点においての
空間の平衡です。
分かりやすく言うなら、
映画の1:33:35のここ!
という具合での
その時間ジャストの平衡です。
カットされたケーキで例えるなら、
映画の時間(全体)から
一部だけ切り出し、
そのケーキの断面を「平衡」
と呼んでいる状態です。
休憩ポイント③
……
その空間の平衡は、
層を含んでいます。
つまり、
クリームの層があるなら
クリームの層で
フルーツソースの層があるなら
フルーツソースの層で
スポンジの層があるなら
スポンジの層といった具合に
地層のように
ひとつの時系列でも
いろいろな要素をはらんでいるわけです。
つまり、
映画のワンシーンがあるとしたら、
その一コマ一コマが
ケーキの層と同じです。
時系列の説明は以上ですが……
休憩ポイント④
……
問題は、その空間の平衡が
ケーキの一片と同じということ。
誰に食べられて、誰の胃袋にいくかどうかは
誰にも分からないけど
すでにそうなったかどうかも
誰にも分からない
こう言ってはカオスですが、
空間の平衡自体は
現在に圧縮された時間を
表しているわけです。
つまり、そのケーキを
食べようとしているのは
大勢のうちのあなた。
他の大勢も、ケーキを食べようとしています。
つまり、
そのケーキは
荒波の上にいる帆船と同じです。
結局、荒波で朽ちるかもしれない
だけどどうなるかは分からない 状態の
帆船と同じわけです。
つまり、さっきの帆船の例えを
空間に応用するなら
さっき言ったように
空間の平衡
となるわけです。
休憩ポイント⑤
……
この空間の平衡が何を
表しているかというと、
現在時制で切り出した
時間とモノの現象そのもの
を表しているわけです。
つまり、ケーキそのもの。
時制上の現在は表しているのですが、
その時制上の現在は無限にある。
逆に言うと、
無制限に現在を
作り出すこともできるのです。
時系列で見ると、
そうなってしまいます~
休憩ポイント⑥
……
つまり、時間を作り出す
“モノ”の視点でいくと
「現在は無限にあるから
また現在を作っちゃえ」
になります。
これを個人に応用するなら
「今日やったことも明日やったことも
無限になるのだから
今日やろうと明日やろうと
どっちでもいいや~」
になります。
つまり、
限られた時系列の中
(平衡①)
で見るなら
時間は無限にある
ということになります。
逆にその適用範囲が
広範囲になると、
その広範囲からは
その時系列
(平衡①)は
限りなく限られたモノ
に見えるわけです。
ホールのケーキ一個と
カットされたケーキ一個
どちらが大きい?
となった場合に
明らかにホール一個のほうが
大きいわけです。
これを応用するなら、
ホールよりもカットのほうが
小さく見える。
さっきの話ではないですが
大きいものを見た場合に
限られた時系列
(平衡①)は、
小さく見えるわけです。
つまり、限定的。
そのケーキの中は無限かもしれませんが、
大きい場合を考えると、
小さく見える
というか、実際小さい。
空間の平衡は、
限りなく小さくも見える
ということです。
続く―――