Nicotto Town


ふぉーすがともにあらんことを、あなたにも。


開拓というものがはらむもの

開拓について、ですが。

何にでも当てはまります。

キャンプに行く、レジャーに行く

買い物に行く、新しい服を着てみる。

新しい仕事を始めてみる、など。

人は開拓というものに余念がありません。

土地を見つけたら、開拓しなければ

気が済まなかった。

古代人はそうであったと思っています。

(もちろん。信仰などで簡単に開発しない

部族・地域もあった)

ある意味征服欲ですが、

未知への好奇心ともとれます。

未知への好奇心は、

征服欲につながるものと

保護欲から来る

領土保持の欲求からくるもの

二つあります。

つまり、

探求する未知への好奇心と

領土を維持したいという欲求からの

(つまり、領土保持のための拠点を

外に作るための)

好奇心

二つあるということです。

人の歴史は、

攻城と領土維持の歴史です。

領土維持の要衝となる場所に、

城は建っています。

あるいは、拠点かも。

古代~中世は城の周りに街ができました。

城と城の間に交易路が出来ました。

まったく野ざらしの都市と交易路を

結んだケースは珍しかったのでは

ないでしょうか。

おそらく砂漠の都市だけだと

思います。

物資が許せば、

砂漠に城塞を築くことも可能です。

ですが、

砂漠という土地の性質上、

城塞はあまりお似合いではありません。

どちらかというと、

用水路とオアシスを求めるものです。

石材を見つけるのも難しいので、

加工技術も必要です。

そもそも、砂漠が住みづらいということも

ある。

砂漠に住む人々の心情とは、

いかがなものだったのでしょうか。


話を戻します。

人は、外に領土を求める時

それに好奇心が付随します。

それが領土を求めるための

アクセルなのか、

領土が欲しいという単純な欲求なのか

その違いは定かではありません。

人は言います。

石材のないところに城は建たない、と。

木のないところに家は建ちません。

石造りの家にも、木は必要です。

古来から人々は、

木の採れるところ

水のあるところ

石材のあるところに

暮らしてきました。

大抵の場所には原住民がいるので、

開拓には慎重を期さなければなりません。

大抵は争いになります。

未開の文明であれば、

征服も可能です。

住民がいなければ、

過酷な土地であることを

示唆しています。


人は、

橋を求め

城を求め

農地を求めます。

開拓の歴史とは、

開拓後の生活との闘いだったのです。

敵は原住民でも、

先駆者でも

他の開拓者でもありません。

開拓が金づるになったのは

アメリカの開拓時代が初めてでしたが、

それ以前の歴史では

生活に余裕のある者が

開拓に奔走した歴史はそれほど

なかったでしょう。

住む場所を探して、

食べる場所を探してがほとんどです。

豊かな土地には、最初から人が住んでいますが

開拓するものにとっては

土地の奪い合いは避けなくてはなりません。

開拓は国家ぐるみで行われることもあります。

もちろん、国家の知るところではない

というパターンも存在します。

開拓とはものすごくコストのかかること、です。

その開拓のために、人生を捧げる人が

どれほどいるでしょうか。


開拓は、俗にフロンティアスピリッツともいいます。

ですが、これはある意味危険な概念です。

フロンティアといいますが、

開拓は先住民から土地を奪い上げることを

示唆しています。

豊かな土地には、元々人がいますから

(砂漠の場合は住めるかどうかも分かりません)

間違いなく奪い上げになるでしょう。

だいたい、どっちかが開拓しようというときには

文明あるいは国家間の差がついているときです。

文明による奪い上げの場合には、

略奪は避けられません。

だいたい、どっちかが正義を主張する場合は

悪がつきものです。

悪は隙間を見つけては入り込みます。

開拓は、その場限りの主張で

実はものすごく脆い存在なのです。


開拓を開拓と呼ぶ場合、

必ずそれは略奪です。

もし開拓と呼ばない場合は

単純に移住です。

あそこからあそこへ

移り住むだけ。

開拓の歴史が西部開拓時代しかないことも

ありますが、

それだけ開拓はナイーブで脆いものなのです。


支配の方法でスマートなのは、

文明の勢力圏を奪い上げることです。

スペインのコルテスなんかが典型的です。

その後、文明を破壊してしまったので

いただけませんが

既存の文明の上に文明をつくるので

賢い方法といえば賢い方法なのかも

しれません。

ですが、紹介する二つの方法は

どちらも侵略です。

もう一つの方法は、

既存の文明から生活圏を借りる(名目上は)

ことを前提に土地を借り上げる方法です。

メジャー会社がやる買収などもこの方法です。

少ないコストでも、時間はかかりますが

着実に侵略することができます。

もちろん、最初の形は借用だったり

買収だったりするのですが

この方法は文明が弱体化している場合に

行われることが多いです。

つまり、

朽木に浸食する菌類と一緒。

生物の世界では、自然の明なのですが

人間に応用すると、若干争い臭くなります。

人間が自分の勢力圏にホメオスタシスを

感じられるようになった成果です。


テリトリーというものは、

勢力争いのもとです。

自分の生活圏の中にだけ、

テリトリーを設定していればいい。

生活圏の中からテリトリーがはみ出ることで

争いのもとになるのです。


ですから、テリトリーを主張した場合もそう。

テリトリーというものの存在自体、

生活圏を脅かすことに直結するのです。


ただ、最初の領域の開拓という意味では

生活圏から踏み出すことも重要です。

ですが、その場合はテリトリーの拡大を

はらんではならない。

既存の域から脱することは重要ですが、

極言すると身一つで出なければならない

ということです。


テリトリーの拡大という言葉は、

必ず争いを生みます。

ここではテリトリーと領域の拡大を

あえて同じものではない

というふうにしておきますが、

既存の文明の拡大は

必ず争いを起こす。

そういう風に認識しておいてください。

アバター
2013/06/11 12:00
そうですか、よかったですw

お褒めいただきありがとうございますb
アバター
2013/06/11 11:45
結局、フツーのオチだったなwww

けど、ちょっと嫌なことがあった後だったので
慰められました。
ありがとうございました。

ブログ広場からでした~。




Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.