Nicotto Town


ふぉーすがともにあらんことを、あなたにも。


プロットの実現性と操作

プロットに実現性を持たせるには。

プロットに実現性(リアリティ)を
持たせるには

プロットを時系列的に
アプリオリなものにする

ことが必要です。

つまり。時系列上の順番に
狂いが出てはいけない
というわけです。

順番さえ狂わなければ、
物語がリアリティのあるものに
なります。

小説などで一番危惧されるのは
物語が実現性を伴わないケースです。

設定・役者
どれを間違ってもリアリティを維持できますが

時系列的な順番が狂うと
リアリティがでません。

私たちは時系列が狂わないことを
日常生活の中で実感しているからです。

小説で一番危惧することは
時系列が狂うことなのですが、

小説内の回想・空想も
これにあたります。

つまり、誰のものであったにしろ
時系列が狂ってしまうのです。

小説内の時間感覚
(小説の臨場感)に

私たちが
支配されていない限り、

時系列の狂いは
致命的です。

反対に、
小説内の臨場感が勝てば

時間感覚は小説内に埋もれることになります。

読者を混乱させないようにするには
まず作者がしっかり小説内の順番を設定
することが重要なのですが、

それが出来ないと
読者を迷わせることになります。

もっとも、臨場感が小説が上回った場合、ですが。

小説内の順序を適宜に設定するには
最初の筋書きが重要になります。

つまり、
プロットの時点で
時系列をはっきりさせておけば

小説内で迷うことはないのです。

プロットを操作できるのは
作者だけですから、

読者に操縦しやすい
プロットであることが重要になります。

(ここで言う「操縦」とは、
物語の一定の臨場感を維持しつつ
乗りこなすことを指します。)

つまり、極端な話
物語の筋書き的肉付けがなくても

プロットだけで楽しめる小説も
必要なのですが

(それができれば作者は苦労しません)

読者に臨場感を提供するのも
小説の一役割な上、

小説としての肉付けは欠かせません。

極論する話、
プロットだけで楽しめたら
どれだけいいか、

に言及したかっただけです。

プロットは、肉付けなしでも
読者が十分に楽しめるものが
必要とされます。

「肉付け」の技術も
小説書きの技かもしれませんが

プロットの構成が全てになります。
まずはプロットが重要、
というわけです。





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