すべてを放せば幸せになれます。

なぜかというと、
幸せにこだわることが
幸せを見えなくしているから、です。

例えば、服が欲しかった、とします。

その服はちょっと高くて買えないです。
がんばれば買えるかもしれませんが、

それにはもう少しやりたくない努力を
しなければいけないかもしれません。

さて、この時に
服の趣味が変わったら
どうなると思いますか？

もっと安い服が、
一番欲しい服が
格安で手に入るかも
しれないのですよ。

例えば、目指しているコーデが
あったとして、

もし自分の趣味が違うものに
変わったら？

簡単ですよね？
欲しい服は変わり、
自分の欲しいものが
もっと安く手に入ったり
するかもしれないのです。


ここで重要なのは、
自分にとっての重要性が変われば、
モノの価値も変わってしまう、ということです。

実際、欲しくない服は買いませんよね？
趣味が変わってしまえば、もう
前欲しかった服は重要じゃなくなって
しまいます。

自分にとっての重要性の
並び替え関数を、

自我といいます。

つまり、自我は自分にとっての
重要なものリスト、です。

もし、自我がなかったら
欲しいものを好きなときに買えます。

自我は基本的に他人に植え付けられた、
過去の記憶で出来ていますので

自我にこだわらなければ
そもそも自分が何が欲しいかに
ついて悩まなくてもいいわけです。


悩みだって一緒です。

人は悩みながら生きています。
ただ、その悩みは悩みたいから
悩んでいますよね？

考えたいことがあって、
好きなことがあって

それについて考えたいから
悩むんですよね？

それが自分に必要なことなら
別にそれでＯＫです。

ただ、悩むのがイヤで
悩んでいる場合は、

それを放してみてください。

すると、自分で悩みたいから
悩んでいたことが分かります。

悩みたくて悩んでいる人は
いませんよね？

もし、それが自分でやりたくて
悩んでいるとしたら、

それを突き離せはいいわけです。

やり方は簡単です。

何か嫌な考えが浮かんだら
それをいちいち放していけば
いいだけです。

イヤなことを考えることを
放棄するのです。

もし、悩むのを止めるのが
不安なら、

おおいに悩んで結構です。

ただ、それがイヤなら
悩みを放してください。

そうすると、不安が消えますよね？

だって、悩んでいないのだから。


多くの場合、人は悩みたくて
悩んでいます。

ただ、それを知らないがために
悩みに振り回されたりするのです。

悩むのがイヤなら、
それを放棄してしまえばいい。

もともと不安なんて、
自分で作ったものですから

悩むのをやめれば
それで終わりです。

実際、あらゆる感情を
放してみるといいでしょう。

すると、どれも自分で
やりたくてやっていたことが
分かります。

なら、問題ないですよね？

不安が消えれば、それでＯＫです。

また不安が出てきそうだったら、
それも放してみてください。

きっと、不安なんて出てこないはずです。

だって、自分が作ったものだから。


悩むのをやめれば、
幸せになります。

自分が大事にしているものだって、
放してしまえばすべて自分のものです。

固執する必要はありません。

なぜなら、今まで大事にしてきたことが
そのモノの本当の価値に気付いてこなかった、

ということだからです。

そのモノを大事だと思っていると、
そのモノの価値は見えません。

だって、自分が大事だと固執しているだけで
実際、そのモノの価値を観ようと
していないからです。

恋人だってそうです。
ちょっと距離を開けないと、

顔がよく見えませんよね？

近すぎると、自分の認識でしか
顔を見ていないわけだ。

生活する上で、多少は
距離を開けないといけない。

なら、ずっと一緒にいる、
という固執をなくせば、

いつだっていたいときは
ずっと一緒なわけです。

なぜなら、自分すら所有している
という感覚がないから。

盗られる、盗られた
という感覚はないでしょう。

危険が迫っているのなら、
それを教えてあげればいい。

あわよくば、相手にとっては
自分すらその危険な情報の
一部だったことが分かります。

しょっちゅう危険では、
心が安らぎませんよね？

なら、安全な場所に移ればいいのです。

その気になれば、どんな
ことだって達成できるわけです。


最終的に、モノの所有欲は
自分を滅ぼします。

だって、自分がその競争相手に
なってしまうから。

自分が所有権を手放せば、
誰のものでもないわけです。

もちろん、失う恐怖からも
開放されます。

別に、今すぐ捨てろと言っている
わけではありません。

捨てたらどうなるか、
捨てないといけないのだろうか

という思いも捨ててください。

そうすれば、
わざわざ捨てなくても
ちょっと心の中で放してみるだけで

そのものの本当の姿が見えます。

というか、今まで自分で見えないように
していた部分が、

単に見えるようになっただけ、ですが。


最終的に、放すことも
放してしまうことです。

放すという意識も、
放してしまうのです。

そうすると、
考える必要がなくなります。

つまり、考えるのすら
やめてしまう、のです。

そうすれば、なんにも
悩むことはなくなりますよね？

もちろん、全部自分の思い通り
なのですから、

幸せになれます。


これをしょっちゅうやっていると、
ドーパミンがでてきて
ふらふらしてきます。

なので、あまりしょっちゅうやっても
しょうがありません。

なので、一度やったら
それを考えるのもやめてください。

もちろん、二度やってもいいですが
頭がボーっとするだけなので

それからは自由に考えていいわけです。


悩むのをやめれば、
幸せになれます。

なら、考えることをやめて
しまえば、

幸せになれますよね？