Nicotto Town



ガッチャマンクラウズ

制作:タツノコプロ

往年のアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」の名を冠し、”ガッチャマン””ベルクカッツェ””ギャラックス”等の固有名称が流用されている物の、設定や世界観は全くの別物。
また東京都立川市が主な舞台で、実在の建物・公園・風景・立川駅等が登場するのも特徴。

用語>

ガッチャマン:一部には都市伝説として流布している存在だが、J・Jロビンソンによって見出された”超能力者(と、その素養を持つ者)”の集団として実在する。主な任務は宇宙犯罪者や異界の存在の捕縛、殲滅。

GALAX:大手のSNSサイトであり、世間の多くの人間が登録し、そのユーザーを”ギャラクター”と呼ぶ。キャッチフレーズは「世界をアップデートするのはヒーローじゃない。僕らだ。」。また、相互扶助サイトとしての機能も持ち、有事の際には事件・事故発生現場周辺の、問題解決に役立つスキルを持つギャラクターへと協力要請が入る(例えば急病人が発生した際、近辺の医療関係者に状況を知らせる等)。一部では警察・救急の公的な組織よりも頼りになると囁かれる。

NOTE:「精神の結晶」。J・Jロビンソンやベルクカッツェ等、強力な超能力者が人からそれを抜き出す能力を持つ。ガッチャマン達にとっては変身・連絡・能力発動ツールでもある。

登場人物>

一之瀬はじめ:ヒロイン。J・Jロビンソンに見出されてガッチャマンとなる。お気楽な言動から、無責任と思われがちだが、その実、語彙が少なく思考の言語化が苦手なだけで、最も思慮深く、人を救う事に躊躇無く、頭の回転も早い。実際に作中彼女の思索や立てた作戦は、ほぼ的確に図に当たっている。ギャラクシーを通じたコミュニティの牽引者でもあり、そのメンバーは立川市長や消防署長、自衛官まで幅広い。また彼女を知る人々は、彼女に絶対とも言える信頼を寄せている。例え敵でも殲滅する事を良しとせず、深い母性愛を持ち、その象徴の様にバストが豊満。

橘清音:ガッチャマンメンバーで、時空干渉能力を持ち、戦闘時にはあらゆる物を切り裂く。サムライチックな融通の利かない性格で、当初ははじめの柔軟な態度を苦々しく思っていたが、徐々に彼女の理解者へと変化して行く。

パイマン:宇宙人。子パンダの様な容姿で、ガッチャマンのリーダー。こちらも融通の利かない性格だが、それはある意味「責任の回避と逃避」であり、小心者。過去にベルクカッツェと交戦した事があり、その恐怖がトラウマになっている。

批々木丈:ガッチャマンメンバーで、東大卒の公務員。元は「夢は世界平和」と語る熱い男だったが、J・Jロビンソンなどの「自分が敵わない」存在を知ってから情熱を失い、常に気怠げに振舞うようになってしまう。

O・D:ガッチャマンメンバーで、異星人と地球人とのハーフ。ムードメーカーの様な存在で、個性の強いガッチャマンメンバーの纏め役。「変身できない憐れなガッチャマン」を自称するが、その実、強力な為に周囲にも被害の及ぶ能力を封印しているに過ぎない。パイマンと共にベルクカッツェと戦い、父親の星を破壊された過去を持つ。普段は後述のうつつの世話役。

うつつ:ガッチャマンメンバーで、右手で生命力を吸い取り、左手でそれを与える(または分身を作る)と言う能力を持つ(が、与える能力は多用し過ぎると本人のダメージになる可能性も示唆されている)。自室では何故か黒ビキニで過ごしており、常に物憂げな眼差しで「うつうつします」と呟いている。”生命を吸い取る”と言う能力を持つ故に、自己肯定が出来ずにいた(唯一、O・Dにだけは心を開いていた)が、はじめとの対話で目覚めて行き、やがて事故による怪我人を「助けたい!助けたい!」と仲間の制止を振り切っても救おうとするまでに成長する。

爾乃美家累:GALAXとその統括AI”総裁X”を作り上げた少年。”人々の相互扶助さえあればヒーローは必要ない”と言う思想を持つ、本来的に純真な理想家。ベルクカッツェにNOTOを取り出され、思念体を具現化する”クラウズ”の能力を得、自ら厳選した100人のギャラクター(ハンドレッドと呼ぶ)にその能力を分け与えて事故から多くの人命を救うが、それによって自分の意図を離れて行くギャラクター達に苦悩する。また、性不同一性障害であるのか、女装して外出する癖がある。

総裁X:GYALAXを統括するAI。高い状況判断能力と情報処理能力を持つ。感情を持ち、累との対話では少女の声を発し、彼を気遣い、慕っているような様子も見られ、また夕陽を見て”美しい”と感じる事も出来、AIと言うよりもはや擬似人格である。

ベルクカッツェ:諸悪の根源。特に理由も目的も無く、ただの”遊び”で数々の惑星、及びその文明を破壊して来た宇宙人。作中の戦いも、全くの愉快犯的な心理で巻き起こしている。ネットスラングを多用した話し方をし、人を茶化したような発言しかしない。はじめに対して少なからず興味を持ち、作中の問答はある意味で「母性にすがる子供」の様にも思える。その話し言葉や真剣な議論は話を逸らして自論の正統性のみを主張し、愉悦の為に他人を傷付けても厭わないと言った言動から、”ネット上の悪意”を象徴しているかの様なキャラクターである。

J・Jロビンソン:太古の昔から地球を監視していたと言われ、ガッチャマン達に能力を与えた存在。予知能力を有し、ガッチャマンメンバーに数々の警告を与えるが、自身は戦闘能力を持たないのか、戦闘に直接の関与はしない。



※最終回は意味不明な結末を迎えたが、DVD・BL特典のディレクターズカット版で補完出来る様になっている。




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