Nicotto Town



ちろちゃん

著者:結城心一

概要:コミックぱれっとに連載された四コマ漫画。
前作「まとちゃん」のスピンイン(後発作品を本編とし、先発作品を外伝、もしくは前日譚として扱う物)に当たり、「まとちゃん」の登場人物を継続させている他、進級・進学に伴い(連載開始時主人公を含めたメインキャラクターは小学四年生だが、時系列に従い中学卒業までが描かれる)新キャラクターが追加されて行く。
また、時代に合わないにも関わらず、女子の体操服は執拗にブルマである。

STORY:転校生八俣智呂遠は新しい学校でも嘗められまいと気を張って登校。
だが、その途中に大の苦手のなめくじに出くわし、更に後々までの天敵となる高原馬頭子と出会ってしまう・・・

用語:

むちきん係:虫持ち込み禁止係の略称。毎日虫を学校に持ち込む馬頭子に対抗する為、智呂遠が設立した役職。当然リーダーは智呂遠、実動員はりき。

愛・むちきん部:むちきん係と同様の活動を行うと誤解され、智呂遠が入部するが、正確には「アイム・チキン部」。
チキンな生徒達が集い、世間との付き合い方を模索すると言う部活だった。

登場人物:

八俣智呂遠:通称ちろちゃん。人に弱みを見せまいと、常にリーダーシップを取って行くが、周囲のキャラが濃い為に基本ツッコみ役となってしまう。
更に虫やなめくじが苦手で、それを学校に持ち込む馬頭子は天敵となる。
また、胸は「育つ見込みがない」と評されている(が、作者によれば成長後は一番の美人になるとの事)。

高原馬頭子:通称まとちゃん。前作「まとちゃん」の主人公。虫を手当り次第に捕まえては持ち歩く(学校にも持ち込む)虫大好き少女だが「愛してはいない」らしく、自ら平然と殺してしまったりもする。前作や初期では表情の変化があまり見られなかった(感情自体は普通にある)が、ちろちゃんとの交流で徐々に笑顔が増えて行く。
同年代のメインキャラクターの中で、最も発育が良い。

美月寿:通称ひさちゃん。前作では貴重な常識人としてツッコみ役だったが、ちろちゃんの登場に伴い「驚き役」と称され、影が薄くなって行き、それをネタにされる。「麻芝」と言う、どこぞのボクサーそっくりの兄がいる。

木乃綿うずめ:通称うずちゃん。元気っ子で、あまり良く考えずに突っ走る。プリンと祖父(じぃじ)が大好き。彼女そっくりの「ダイモンジャー」と言うキャラクターが登場するが、本人達曰く別人らしい(実際、一度だけだが同じコマに同時に登場していたりする)。
ひさちゃん曰く「ちょっと得体が知れない」。

岩戸りき:うずちゃんの従兄弟。同年代中最も発育が悪く、常に下っ端扱いされ、中学二年当時下級生に小学生と間違われた不憫な子。
だが本気で起こると怖いらしく、うずちゃんをして逃げる以外の選択肢を許さなかった。
スカートを穿くと美少女に見えるらしく、ナンパされたりもしている。
趣味は模型作り。
連載終盤で急激に身長が伸び、中学卒業時には可愛い系美少年となり、高校では女子に追いかけ回される毎日であるらしい。

奈良やちほ:ちろちゃん達の担任教師。美人でスタイルが良く巨乳、優しい性格ではあるが「まとちゃん」終盤のある事件によって少々はっちゃけた性格になったらしく(酒乱属性も追加された)、登場時は職員室のマドンナ的存在だったが、連載中ずっと独身であった事も相まって「男性から敬遠されている行き遅れキャラ」となる。
また中学二年生時、中二病であった事からトラブルを起こしており、中二病と言う言葉に関して自分を失う程のパニックを起こす。
虫が大の苦手(これも幼少時のトラウマに拠る物)。
虫を持ち込むまとちゃんの対応の為、小学校時代からの担任と言う理由で中学、高校と転任させられ、連載中終始ちろちゃん達の担任を務める。

太戸:りきの模型友達。屈強な肉体作りに勤しむ(中学入学当時、上級生三人を相手に撃退し、彼等を「無謀」と称した)、年齢不相応に落ち着いた漢気のある少年。
初登場時はロリコンのような発言(とは言っても本人も小学生だが)が見られたが、スカートを穿いたりきの姿に何かに目覚めてしまったようだ。
実は痩せるとかなりのクール系美少年で、高校入学と同時に体質が変わってスリムになってしまい、りきと一緒に女子に追い回される日々を送っている。

叢雲天乃:ちろちゃん達の中学での一級下の後輩。ちろちゃんを熱烈に慕うが、ウザキャラの為に少々敬遠されている(が、本人は全く気にしない)。
実は番外編で、幼少期は暗い性格だった所、顔を隠したちろちゃんとの交流によって元気になった過去が明かされている(本人達は当時の事を全く覚えていない)。

戸城八重子:ちろちゃん達が中学校入学当時の一級上の先輩で、愛・むちきん部唯一の(目視出来る)部員。
相当のチキンであり、声を掛けられると「ひぃ」と悲鳴を挙げる事からやえひぃ先輩、と通称される。
実はかなりのむっつりスケベらしく、愛の意味を問われると「18歳未満にはちょっと・・・」と赤面している。
巨乳キャラでもあり、その胸はまとちゃんよりも豊満。
後に「コスプレするとはじけちゃう人」である事が判明する(本人にはその間の記憶は無い模様)。
成績は良く、学年主席であった。

媛田くしな:ちろちゃん達の三年後輩。唯一の友人は「あたまの中の人(名はにゃるさん)」と言う不思議ちゃん。
ちろちゃん達が卒業時に「(学校を)ちゃんと支配しますので」と宣言した通り、五年生時には児童会長となり、実際に教職員まで抑える程の権力を持った得体の知れない少女。
彼女にとっての「可愛いポーズ」は「闇に吠えるポーズ」。

じぃじ:うずちゃんとりきの祖父(二人の苗字が違う事から母方の祖父と思われる)。
うずちゃんには100%の愛情を注ぐが、りきは全く愛していない偏ったジジィ。

馬頭子の父:宇宙が好きで虫が嫌いなお父さん(馬頭子の名前も馬頭星雲から名付けた)。最初は会社員で腹筋が割れているナイスバディだったが、まとちゃんに「セミ腹」と称されて以降、太った。
その後は急激にダメ人間になったらしく、無職。

セロ:ちろちゃんの飼い犬で、賢いバカ犬。

うさちゃん:パパはリビアで大佐をしていない、ちろちゃんの睡眠時のおとものぬいぐるみ。
脳内はピンクで埋め尽くされている。





※因みに、筆者(私)は「やちほ先生・・・どうせならうちにヨメに来ればいいのに・・・」と素で呟いてしまっている。




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