Nicotto Town



もう一度読みたいあの漫画

超起動員ヴァンダー。

この作品を御存知の方は、かなりのオールドファンと言えるでしょう(笑)

「夢戦士ウィングマン」で好評を博した桂正和二作目の連載作品で、「ウィングマン」の後継的な意味合いだったのか、やはり変身ヒーロー物。

しかし、ふんだんにSF要素を盛り込んだ作品の為、説明描写が多く、無理矢理な展開が目立ち、典型的な打ち切り作品となっている。

が、「アクションヒーローラブコメ」と言える恋愛要素を挿入した時代先取りとも呼べる斬新なコンセプトで、何なら現代にリメイクしたら大ヒットするのではないかと思われる。

先ずキャラクターが魅力的。

ヒロインの女の子はドジで能天気、だけど危機に陥るとコンピューター並みの頭脳を見せる異能力者。

主人公の男の子は、ヒーローに憧れる熱血漢で、常人とは比較にならない反射神経と身体能力の持ち主。

この二人が協力して凶悪な宇宙犯罪者に立ち向かい、やがて現れる恋敵、そして二人のその超人めいた能力の秘密、訪れた人類壊滅の危機・・・

もし、もう少しジャンプがおおらかに見守る姿勢で長期連載化したら・・・

そう思うとつくづく超残念な一本です。



連載終了後、桂氏三本目の連載作品「プレゼント・フロム・レモン」も打ち切りとしか思えない短期間で終了。

「コラ!ジャンプ編集部!テメーらの眼は節穴か!」

幼少期の私はそう憤ったものです(笑)

”現在人気が無くても、長期に渡って読まれれば必ず芽が出る”事も解らないのか・・・
それでプロの編集か・・・
何故そんなに焦ってるんだ・・・

数々の名作予備軍を、目先の人気投票だけで切り捨てて来たジャンプ。

逆に、人気があるからと無理な引き伸ばしで上手く纏まる筈のフィナーレを台無しにし続けて来たジャンプ。

私は未だ、ジャンプが好きになれない。





・・・おっと。
ただの愚痴になってしまった。

兎に角、「超起動員ヴァンダー」「プレゼント・フロム・レモン」この二作品は、今でこそじっくり読んで見たい作品だ。




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