Nicotto Town


ふぉーすがともにあらんことを、あなたにも。


馬と引き換えに、私の王国をやろう

王は商人に向かって言いました。

「馬と引き換えに、私の王国をやろう」

商人はいいます。

「めっそうもございません。馬は私の宝なのです」

その馬は実は商人が商品として仕入れたものの

いい馬なので自分のものにしようとしていた馬でした。


国王はさらに言います。

「この馬に代価などつけない。

私はこの馬が欲しいのだ」

の一点張りです。


商人は言います。

「では、こんなのはどうでしょう。

私の馬と陛下所有の馬、

手下の者に競争させてはいかがでしょう。

私はこれでも昔は騎兵だったのです。

勝てば差し上げます」


これには王様も困りました。

見かけなど他の長所で欲しいのなら

まだ分かります。

ですが、この馬が欲しいと思ったのは

そもそもこの馬が相当な駿馬だから

でした。

それが魅力だったのです。

困った王様は、こう言いました。

「よろしい、では……

手下の者に競争させよう。

私がいくわけには行かないからな」

「かしこまりました。

では、私も手下の者にやらせます。

若い、凄腕の乗り手がいるので」


商人が紹介したのは、

自分のいとこでした。

まだ、20歳もいかないような

精悍な体つきの男です。


対する王の手下の者は、

これまた近衛隊の28歳の兵士。

体格では兵士が勝ってますが、

乗馬なので何とも言えません。


さぁ、ここでクエスチョンb

王様と商人が馬で競争するのはさておき、

「馬と引き換えに、私の王国をやろう」

と言われた商人の心境はどうだったでしょうか?


また、それを言った王様の心境はいかに?


競争させられる近衛兵と商人のいとこの気持ちは

どうでしょう?


それぞれお答えくださいb


①商人の気持ち


②王様の気持ち


③商人のいとこの気持ち


④近衛兵の気持ち


⑤それを(競争含め)見ていた聴衆の気持ち


サークルで出させてもらったお題ですb

気持ちを自由に考えてお答えくださいb

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2013/06/05 17:15
このお題のテーマは、

サーベイとオプティクス

つまり、調査と観察ですb

商人が何を言いたいのか、

王様はどんな要求をしたいのか

競争することになった商人の
いとこの気持ちはどうか

よく観察してみて下さいb

立場や見方を変えることで

考え方が変わることがよく分かります。

誰視点、何主体で見るかによって

大きく内容や物語が変わるのです。

「馬と引き換えに、私の王国をやろう」は、

演劇リチャード三世から引用したもの(引用のまた引用ですb)

ですが、

ちょっと大胆すぎるセリフだったかもしれないけど、

場面を動かすために必要なセリフだったので

導入してみましたb

いかがだったでしょうかw

ある意味ロールプレイングで

立場を考えることはあまりしないかもしれませんが、

問題は、立場を考えることではないのです。

後ろにある設定が、

誰の視点・立場に立つかによって

変わってしまうのです。

設定が不確定なのです。

商人の立場であれば、

民衆が喜びそうな四方山話ですが

王の立場に立つと、

くだらない世間話であることが
わかります。

立場によって、物語の筋書きすら

変わってしまうということです。

これを小説に応用するならば、

視点を移動させない

というルールに表れます。

つまり、視点を変えた途端に
物語が変わってしまうのです。

なので、主題が決まっている物語では

視点を変えない。

そういうことをすると、

何が何だか分からなくなってしまうのです。

話は視点に戻りますが、

どんな視点でみた時に、

どんな立場・状況になるのか

考えるのが重要なのです。

人間は普段まったく関係ない視点で

物事を見ようということはしません。

だいたい関係があるか、

よくても関連する視点だけです。

それでも難しいといわれる

〈客観視〉ですが、

そうして視点を変えることは、

その裏にある設定を読み解くことも示唆します。

つまり、視点を網羅することで

物語の筋書きを読もうという

アプローチなのですb

というわけで今回は観察力を磨く

エクササイズでした~b

サークルに載せた文章そのまま

転載しましたが

読んでもらえるやらどうやら~w

では、さいなら~wアデュ~
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2013/06/04 13:03
やたっv(๑ര‿ര๑)♡”
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2013/06/04 05:32
すばらしい答えだと思います~b
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2013/06/03 22:46
ん~('-'*) 王さまはへりくつを付けて引退したかった
       商人は煩雑な政務のある国はいらないがお金が欲しかった
       商人のいとこは馬が勝とうが負けようがあまり興味はなかった
       近衛兵は職務上のプレッシャーから 勝たねばならぬと思っていた

       馬は…淡々と走るのみ 誰にも媚びず 孤高を保っていた

       もっともとは長かったのですが…要約してみました~pq 馬万歳-
 
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2013/06/02 07:00
ぅーん、

出典元は……

古典に多分あると思うのですが

この問い自体は自分で考えたものですーb

「馬と引き換えに、私の王国をやろう」

は、演劇リチャード3世から取ったものですーb

(シヴィライゼーション5っていうゲームの、

騎兵(技術)を解放したときのテロップが

ちょうどセリフが流れてモチーフみたいに
なっているのです~)

外国の戦略ものは、ところどころ名言からの

引用テロップが挿入されたりして

結構おもしろいですよーb

RUSEやシヴィライゼーションなんかがそうです~

外国のゲームは基本的にロード中なんかに

ちょっとしたテロップが挟まれるので

そういうのに名言からの引用とかが

挟まれることが多いのです~b


なので「馬と引き換えに~」は

演劇リチャード3世からの引用なのです~

イギリス行けば、見られるかもですねb

そうでなくても、DVDがあるかもしれませんb

小説もあるかも~

名言の後にテロップを付けただけで、

問題は文章の派生なのです~b

問題から考えたわけじゃありません~b

問題から考えたら、たぶんもっと簡単な問いに

なっていたでしょうね~

場面で気持ちを考えろというのは、

問題を作ってから問いを考えたという証拠なのです~

問いから作る場合は、大抵二択にないますよね~w

今回はシナリオから導線を考える実験だったので、

古典の出典で書いたのです~b

話半分でも、ある程度の事実から書けば

話が広がるのでおもしろいのです~b

今回はリチャード三世のセリフから引用しましたが、

リチャード獅子心王なんかからのセリフを

引用してもおもしろいですね~b

こういうときは、「ロビンフット」なんかの映画を見て

想像力を高めるのです~b

場面さえしっかりしてれば

問いになるので、

歴史小説読んで場面を知ってれば

誰にでも書けますよ~b

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2013/06/02 01:35
三国志大好きです。
この問題を読んでいて、駿馬が出てきた時点で赤兎馬が浮かびました。
私の回答の、いとこが逃げようとしているくだりは、董卓暗殺失敗後の曹操のパクリです。

まるで小説のシナリオ構成訓練ですね。回答をあれこれ考えるのがとても楽しいです。
このお話はalfonceさんがご自分で考えたものですか?どこかからの引用であれば、ぜひ出典を教えてくださいm(_ _)m
こういうものは大好きで、目がないのです。
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2013/06/01 21:08
はぃはぃw
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2013/06/01 21:04
コメント書いてたら落っこちました(o_ _)o))

気力がなくなったので またあとでくるー。。。。゛(ノ‥)ノ
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2013/06/01 08:04
ともあれ、コメントいただいて感謝です~b

サークルのほうも回答がないので、

一番ですね~b ありがとうございます~

このテーマについての解説は、また後ほど~b
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2013/06/01 08:03
どっちとも、ベクトルの話なのです~b

何をどうしたいか、という導線は

何をどうしたいかのベクトルで変わります~b

つまり、何が目的で何をしているかによって

今後の行動も変わるというものです~b


このテーマの答えは、それぞれの回答にあります~b

つまり、それぞれにストーリーがあっていいんじゃないか

というのが現状解なのですが

どっちに向かっているかというベクトルで

物事がどうなるかというある意味実験なのですb

決して個人の意見を聞こうとしているわけでは
ありませんb

アンケートでもないですね~b

どういう思いの人はどういう方向に向かっていくのか

というお題だったのですが、

答えとするならばそれは回答を出された経緯にあります~b

回答を考えた思考の経緯ですね~b

どういう導線で答えを考えたかによって変わります~b

例えば、王様を勝たせたかったら商人側がミスするとか

商人が勝つなら自然の流れで進むとか

いとこと近衛兵と聴衆の気持ちは

どういう流れで結末に向かっていくのかによって

変わるのです~b

つまり、物語の進行によって自由に思考を変えられてしまう

いわゆる都合のいい存在なのですb

ほとんど話には関係のない第三者なわけ(競技するといえど)
ですから

当然話の流れによって気持ちが変わるのです~

そもそもこの話の主導権を握っているのは王様と商人~

競技させられる側と聴衆の気持ちは関係ありませんね~b

それをみればだいたいどういう導線で物語がどこに向かっていくのか

分かるので、

あえて入れたわけでございます~b

ちなみに回答は一部でも一文だけでもよかったのですが、

それぞれの答え方で変わるだろうとおもい
あえてそのままだったのです~b

強いて答えを考えるなら、

商人が勝って王様が「国は冗談だ」と言う。

さらに大金を出して馬を買おうとする。

あるいは、

王様が勝ってしぶしぶ馬を渡そうとする商人に

王様が大金を払う

あるいは

王宮に商人ごと住まわせて馬ごと生活させる~

という答えも考えられます~

似たような話は三国志にも出てきます~

関羽と曹操と赤兎馬ですね~

小説なんかを読めば分かると思いますが、

機会があったら読んでみて下さい~b

おもしろいはずです~b

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2013/06/01 01:40
①こんなうまい話はないぜ。馬も国もいただきだ。近衛兵と民の目を遠ざけて、騎兵上がりの杵柄で王を仕留めてくれる!
②国と引き換えと言えば、欲深な商人はかえって手放さないだろう。こちらを諦めさせる条件を出すはず。また、兵や民は動揺する。その混乱に乗じて商人を討ち、馬を手に入れよう。見たところ、こちらの兵の方が体格が勝っている。負けないだろう。
③この馬は国と同等の価値があるのか!よし、勝負に乗じて逃げてしまおう。駿馬だから追いつかれないだろう。
④国と引き換えになさろうとは、よほどの馬なのだろう。この勝負、なんとしても勝とう。
⑤国を捨てられるなんていやだぁ!近衛兵さん、勝ってくれ!

うーん、難しいですねw ②が特に難しいです。④と⑤も忠誠を貫くか、愛想を尽かすかで変わりますし・・・
このお話に「答え」や「オチ」はあるのでしょうか。とても気になります。
アバター
2013/05/31 18:22
…('-'*)


またあとで来る~ε=ε=ε=ε= ヾ(*´∀)ノ




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