スターウォーズと音楽
- カテゴリ:映画
- 2013/07/25 17:42:14
スターウォーズの音楽は
誰でも一度は耳にしたことは
あると思いますが、(ある一定の年齢以上での話です)
あの音楽、実は相当作り込んであって
おバカな人ほど夢中になるように作ってあるのです。
というか、上手く作られたものなら
おバカは誰でも引っかかります。
踊る大捜査線であっても、同じです。
大して面白くもない映画なのに、
なんでか見てしまう。
その背景には、
映画音楽という壮大で間抜けな仕掛けがあったのです―――
というわけで今日二本目のテーマは、
映画音楽~。
スターウォーズに絞って書きますが、
(というか、DVDがそれくらいしかないのです~)
映画音楽は、
どうでもいい映画を120%おもしろく見せる、
そういう仕組みがあるのです~
機能脳科学とか、音響学などで
原理を学べば、
誰でも簡単に“機能的な”映画音楽を
作ることができるのでしょうが、
スターウォーズ作品の音楽を手掛けている
ジョン・ウィリアムズは並大抵の人ではありません。
実は大人がよく見ると雑なスターウォーズの映画なのですが、
それは“子供が見てもおもしろい”というテーマで
描かれているからです。
よくある神話、昔話などを簡単にアレンジしたもので
セリフがわざとらしいと感じるのも、
昔の演劇や冒険詩などをアレンジしたものだから、です~
ジョージ・ルーカス自体
ギリシャ神話が大好き
ということをインタビューのなかで
語っていましたが、
まさしく、スターウォーズの中で描かれているのは
神話そのものなのです~
だから、よく見たらわざとらしいセリフもいくつもあるし、
登場人物のセリフのしゃべり方なんかも
ずいぶんわざとらしいです~。
この中でも一際“あくどい”喋り方をしているのは
パルパティーン“皇帝”で、
めっちゃ邪悪な話し方をしています~
小さいうちは、真似しないほうがいいかもですね~
もちろん、日本語版ならさほど害はありませんが~
神話をベースに
登場人物やモノなどを徹底してアレンジして作られた、
どんな層にも一定ウケしそうな映画、
それがスターウォーズなのです~
ただ、マニアックな部分も決して欠かさない
それがジョージルーカスのスタイルなのかも
しれませんね~
話はジョン・ウィリアムズに戻りますが、
スターウォーズの映画の作りが
ずいぶん雑なことを考えると、
非常に優れた音楽で、
それを彩っているとも言えます~
おバカな人には、
エピソード2のテーマなんかが
相当良く聞こえるのでしょうが、
冷静に考えれば
ファンタジーを見せられているだけに
過ぎません~
(ファンタジーの中でも、
ある程度上質なものを見せられていることに
なりますが~)
今の世代には、
映画がどういうものか知っておくためにも
エピソード2,3ぐらいは見ておいて欲しいですね~
(今更ながら、昔のシリーズも悪くないな~
とは思いますが。意外と良く出来ています)
映画として基本的な部分を抑えたのが
「スターウォーズ」のようなものなので
ぜひ見ておくべき“優秀作品”
なのではないかと思います~b