Nicotto Town


ふぉーすがともにあらんことを、あなたにも。


人々はなぜRPGをやりたがるのか?

人々はなぜRPGをやりたがるのか?この疑問については
つまるところ、こういうことである。
普通のゲームは、ゲーム理論でいういわゆるゲーム形式、である。
つまり、これだけ得点があってこれだけ相手より有利で陣を取って
戦いやすい、つまりこちらのほうが有利だからこちらの勝ちだ、と。
相手より有利であるから勝ちだ、というのがゲームなのであるが
(これは後述するが)とどのつまり、ゲームは一対一の勝負で一対一で勝てば
なんでも勝ち、なのである。これはどういうことか、というとゲームの数理的にもそうだし
(よくいわれる、ゼロサムゲームなんかがそうであるが)力の全体の流れ、からしても
(世の中のほぼすべてのものはゲームである)ひとつのもの、というか場所に力が集束するようになっているのである。つまり、ほぼすべての力が目の前のゲームという場に情報的に集束するようになっているのだ。フォースの例えでも分かると思うが仏教でいう一念三千と同じくすべてのものが目の前のひとつの場に集束する、(自分がその人の宇宙のフォースの中心になっているので)ゲームに例えるならば目の前のゲームにすべてが集束する、つまり目の前の一対一に勝てばよいのだ。もちろん、一対一の材料はなんでもいいがとにかく自分でもいいので一対一に勝つ、うまくやりこなすことが必要になるのである。フォースで言うと、(スターウォーズのフォースの概念は仏教に多々通じるものがある)仏教の一念三千と同じで今この瞬間にすべてが集まる=直感という感じでこれはゲームとも同じなのである。つまるところ、フォースとゲームはほぼ同じものなのであるがフォースのほうは流れるエネルギーのような感じでゲームのほうはより数理的な枠組みというかシステムのことである。まぁ、システムというか仕組みといったほうが早いかもしれないが、とにかく目の前の事象・場にすべてが集束するのは同じなので話をRPGの話に戻すとしよう。

RPGとはここでいうのはいわゆる一般でいうロールプレイングゲームのこと、である。まぁ、特にゲームのロールプレイングゲームのことであるがここでの定義はゲームにストーリーがあるか、継続性があるか、ということにしておく。この主題を分かりやすくまとめておくならばゲームは継続することに意味があるのか、である。ゲームといえばいわゆる一般形式のゲーム形式、では基本的に(さっきも説明した通りだが)、一対一の状態でどれだけ勝てるかがスコアというか結果になるものである。つまり、何人でやっていようとこれは同じで一人一人が一対一の局面でどれだけ成果を収めたか、で最終的に全体での勝敗が決まるのである。もちろん、ゲームであるから勝敗が一応あるものとすることには断りを入れておく。ゲームというのは基本的に一対一で決着が付くものであるがRPGというのはそのゲームに継続性があるもの、というかゲームが折り重なって延々と続くものである。オンラインゲームのRPGの場合は特にそれが顕著でゲームは一つ一つは決着がその都度付くものの全体としていつまで経っても終わらない、というかひとつひとつにいちいち決着をもたらすことができるのはゲームの構造を知っていて最初からその都度ゲームを設定している人だけ、である。ゲームの構造を知らなければただだらだらとやり続けるというよりはむしろ終わりを知らない、つまりゲームの構造を知っているかどうか、ゲームを最初から設定しているかどうか、にかかっているのである。もちろん、運営側が設定したゲームをやっています、というのではただやらされているだけなので意味がないのだが、とにかくRPGというのは自分でゲームを設定する、ゲームが折り重なった構造であることをまず理解・認識しなければならない、のである。

ちょっと小難しい話になってしまったが、内容は以下のとおりである。つまり、ゲーム構造は基本的に一対一に準拠するものであり、また(特にオンライン)RPGはゲームが幾層にも折り重なったものである。その都度自分でゲームを設定しないとゲームに呑まれてしまうため構造を知った上でゲームを設定することが重要である、という点である。肝心のなぜ人々はRPGをやりたがるのか、ということであるが簡単にいってしまうと確かにフットサルや剣術などの一対一(に近い、もしくはできてしまう)ゲームではゲームの構造を試すのにはちょうどよいが、続けてやるにはゲームが折り重なったRPGのほうがいい、のである。つまり要点としてはゲームに継続性があるかどうか、ということなのであるが基本的に一対一のゲームでは、すぐに決着が付くというか簡単に決着が付くのが取り柄でもあるので何回もゲームを続けるのにはやはり(特にオンライン)RPGが便利なのである。もちろんオフラインのものではその都度ゲームに変更を加えることになるためゲームの折り重なりそのものに限界があるわけだがオンラインでは全体でゲームというかそれが消費されるため割と永続的にプレイできるものなのである。もちろんその都度ゲームを設定して自分なりに課題を作るのは重要なのであるが(でないとゲームに呑まれてしまう)、ゲームの折り重なりやゲーム構造を意識してやるとおもしろいというのは明白である、というか是非おすすめしておきたいところだ。

分かりやすくまとめると、ゲームはいちいち決着が付くのでその都度終わる簡単なものなのであるが、(特にオンラインの)RPGはそれが幾重にも折り重なって何回も続けられるので発展的なゲーム、というかちょっと需要があるのである。もちろん、今まで時間のない人は単発のゲーム形式のものをやり続ければそれでいてゲーム感覚は身につくだろうし、もし興味があればより発展的なゲームのオンラインRPGをやってみるのもいいだろう。ただ、書いたようにゲームをその都度いちいち設定するのも忘れてはならないし、ゲームに呑まれてしまっては意味がないのだからやはりゲームやゲーム理論については知識を溜めこんでおくことをおすすめしておく。ゲームとその理論体系であるゲーム理論について知っておくことはその後のゲームをより豊かにするから、である。ただやるだけの無しのつぶてではもうない、のだ。ゲームは特に全体のゲーム、全体像を知る上でも結構重要なものなのであるが、全体像・世界の全体像を知ることは人間として不可欠なことなのである。もちろん地球上の生命体として全体が関係して世界が成り立っていることを忘れてはならない。ゲーム、ゲーム理論がその構造を理解する上で重要なポジションを占めていることを強調しておいて、本稿は終わりとする。お読みいただいた方には是非感謝しておきたい。それから、いろんな、あらゆる意味でゲームライフ、というよりゲームとそれに関わる人生を深く楽しまれることを切に願って、本稿は終わりとしておく。





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