自ブログ「文明と歴史の交差するところ」
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　に書いてあります～。詳しくはそちらをお読みください。

簡単にまとめると、掎角とは鹿の角と足を取る、前後呼応ということですが
こちらの解釈では三角形の三面のうち二面を取れば俄然ゲーム的に有利になる、という法則なのです。ゲーム的に、というのはいわゆるゲーム理論的に、ということなのですが、戦術や戦略を分析・解析したゲーム理論でも、有利になる、というか相手に対して有利な面を作る、法則でもあるのです（ゲーム理論は数学の複雑系の一分野）。これは特に陸の戦いで顕著なのですが、一個の相手に対して相対する二面を取れば、有利になる、というものです。大きな戦いや陣形を用いるものでは特にそうですが、小さな剣術や武術においても相手に対して二面を取る、というのは有効になってきます（ブログの稿では細かくなるのでそこまで解説していませんが）。海戦でも、帆船のものでは船の側舷に大砲がありますから、基本的に相手に側面を向けて攻撃する形になるのです。そうした場合に、相手同士とは側面を向け合う形になりますから、もう一隻＝もう一面加わって二面から相手を挟むようにすると片方は相手の船首・船尾に相対することになります。帆船というものは船首・船尾の装甲は弱いものでそこが弱点になりますからこの場合も二面を取ると有利になる、ということなのです。理屈的には三角形の（どんな図形も直線を除いては最小化・最大効率化すると三角形が一番最適）三面のうち、二面を取れば、有利になる、ということですがこれは図形的に、三角形の三面のうち、二面を取れば相手は残る一面からしか展開あるいは動きが取れませんから、味方は有利になる、ということなのです。まぁ長くなるのでこのくらいしか説明しませんが詳しくお読みになりたい方は「文明と歴史の交差するところ」、まで。ご感想・ご質問、お待ちしております～。こちらで（あるいはこちらから）お読みになった方についてはこちらでも感想等受け付け致します～。それでは、また～。

補足：二つの面を取ればいい、ということはある局面に面したときに二つあるいは三つ以上の方策、施策を取れば相当高い確率で成功する、ほぼ失敗しない、ということです。もちろんこれは表面的にその局面において、二つか三つの方策を、ということですが（ゲームが展開すればその都度施策を用意しなければなりません。局面が変われば行動を選ぶ必要がでてきますから）二つか三つ選択肢を用意しておけば、大抵失敗しない、ということです。ただ、重要な判断事項に対しては四つ目の選択肢・方策を用意しておくことをおすすめします……（状況や場面、気候などに影響される要素があるため）。このように不確定事項も対象にしなきゃいけないのがゲーム理論なのですが、掎角の法則に関してはこんな感じです……。補足以上（笑）