Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

コサギとの共有

川の岸辺の散歩道を自転車で走っていた。川のまん中あたり、向こうからコサギが飛んできた。自転車の私とすれ違う。速度が殆ど同じだった。交差する瞬間、なにかが共鳴したように思った。あるいは共有。振り返らずにそのまま進んだ。コサギはおそらく水辺に降りているだろう。

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ひとあしはやいお花見、そしてオカメ

ボストン美術館展に上野トーハクへ。これは後日どこかで書きますね。庭園内、上野公園内に寒桜、河津桜が咲いている。ソメイヨシノ開花前に思いがけず花見ができた。静かな花見だ。冷たい風、穏やかな陽射、ヒヨドリ。あと数日で上野はお花見で賑うだろう。

上野公園の小さな桜。花が下に向いて半開き、細い枝がなよやか...

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春に伸ばした河津桜の花の腕

野川沿いの散歩道。
最近いつもと違う橋を通ると猫屋敷(5匹はいる模様)があるのを発見したので今日も通った。
橋近くの岸に桃色の満開の木。
桃かしらと近づくと河津桜だ。
流れに桃色の手を差しだすように。
或いは春に伸ばした花びらの腕。
猫は今日は一匹、縁側で日向ぼっこ。

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シネマ歌舞伎『高野聖』

シネマ歌舞伎『高野聖』。
非日常に属する美女と日常に属する修行僧。
昔話的、おとぎ話的設定。
だが鏡花作品では、
美であり聖であり魔である非日常の世界から、
日常に戻るのには、
殆ど美や聖に近しい心根を持つものでなければならない。
あるいは、詩人や画家、職人だ。

狭間を流れる白桃...

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ちりはじめた紅梅の満開の中

公園の紅梅。ひときわ香りをはなっていたが、昨日までの雨で花びらが大分散った。地面に丸く桃色の円。根元近くに立つ。まだ枝には花が沢山残っているので、上も下も花が咲いているよう、匂いとともに紅梅に包まれているようだ。

野川の岸辺の散歩道を自転車で走っていた。川のまん中あたり、向こうから白鷺が飛んできた...

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