Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

夕暮れにニュクスがやってくる

落日後の暮れ残った空。
ギリシア神話のようだと心の中で呟く。
何故そんなことを? 
呟きのすぐ後で、光に遅れた音のように理由がわかった。
西の空半分を覆う黒い雲が、
夜の女神ニュクスのように見えたからだ。
巨大なマントを広げて、最後に残った昼をまさに飲み込もうとして。

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花粉症、お大事に

花粉症の人、この時期は大変そうですね。
わたしはかかってないのですが…。
きのう、ちょっと集まりがあって、
そこにいた人たち、けっこうなってました。
一日一回のむ薬だと、眠くなりにくいとか、
鼻にぬる薬が、マスクできないときは、いいとか…。
どうぞお大事になさってください...

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四十雀

春になると四十雀の声がよく聞こえるようになる。
繁殖期のさえずりだそうだ。
ツーピーツーピーと本等にはあるが、
空から鈴の音がふり注ぐように響いて聞こえる。
ルーリールーリー。
見上げたら高い木の上にいた。
もっと天高くからだと思った。春の空の鈴。

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春がすみの富士

今朝はよく晴れていた。
窓の外、ベランダから、
富士が冬ならくっきりと見えるだろうに霞んでいる。
春が好きなので霞に春が感じられることは嬉しい。
だがやはり好きな富士は春が進むにつれ
殆ど見えなくなるのだけれど。
富士と同じ方向のあちこちはもうすぐ桜色に染まる。

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遅い春、けれど確実に

今年は春の訪れがすこしだけ遅い。
けれども、日射しが暖かい。このまま春になるのだろうか。
風は冷たい。
梅。木瓜。コブシだかモクレンが固くて柔らかい蕾をだいぶ膨らませている。
雑草と化した黄色いクロッカス。
寒くても、色々なものたちが春だと教えてくれている。
ジョウビタキ、ホオジロ、紅梅の濃厚な香り...

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