シネマ歌舞伎『海神別荘』
- カテゴリ: 映画
- 2012/03/24 15:11:53
シネマ歌舞伎『海神別荘』。
海の公子と美女が血で契ると磯に竜胆と撫子が咲いた。
公子「人間にそれが分るか」。
博士「心ないものには知れますまい。
詩人、画家が、しかし認めますでございましょう」
そして海の住人の心の美しさ。
美しく、正しい世界と、対になって、間違えた、美しくない世界が
描かれていると...
日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。
シネマ歌舞伎『海神別荘』。
海の公子と美女が血で契ると磯に竜胆と撫子が咲いた。
公子「人間にそれが分るか」。
博士「心ないものには知れますまい。
詩人、画家が、しかし認めますでございましょう」
そして海の住人の心の美しさ。
美しく、正しい世界と、対になって、間違えた、美しくない世界が
描かれていると...
落日後の暮れ残った空。
ギリシア神話のようだと心の中で呟く。
何故そんなことを?
呟きのすぐ後で、光に遅れた音のように理由がわかった。
西の空半分を覆う黒い雲が、
夜の女神ニュクスのように見えたからだ。
巨大なマントを広げて、最後に残った昼をまさに飲み込もうとして。
花粉症の人、この時期は大変そうですね。
わたしはかかってないのですが…。
きのう、ちょっと集まりがあって、
そこにいた人たち、けっこうなってました。
一日一回のむ薬だと、眠くなりにくいとか、
鼻にぬる薬が、マスクできないときは、いいとか…。
どうぞお大事になさってください...
春になると四十雀の声がよく聞こえるようになる。
繁殖期のさえずりだそうだ。
ツーピーツーピーと本等にはあるが、
空から鈴の音がふり注ぐように響いて聞こえる。
ルーリールーリー。
見上げたら高い木の上にいた。
もっと天高くからだと思った。春の空の鈴。
今朝はよく晴れていた。
窓の外、ベランダから、
富士が冬ならくっきりと見えるだろうに霞んでいる。
春が好きなので霞に春が感じられることは嬉しい。
だがやはり好きな富士は春が進むにつれ
殆ど見えなくなるのだけれど。
富士と同じ方向のあちこちはもうすぐ桜色に染まる。