トポロジー【短編読み切り】
- カテゴリ: 自作小説
- 2013/07/21 09:55:46
古都・アレクサンドリアから
西方に3日。
砂漠の隊商は、
今日も砂漠で取引していた。
「300ドゥカートだよ」
隊商の男は言う。
「ありがとな」
僕は言った。
僕は金貨の入った袋を受け取る。
隊商にはカイロから運んできた宝石を渡した。
ガーネットは金になる。
砂漠では金より価値があるんじ...
いちはぜん、ぜんはいち。
古都・アレクサンドリアから
西方に3日。
砂漠の隊商は、
今日も砂漠で取引していた。
「300ドゥカートだよ」
隊商の男は言う。
「ありがとな」
僕は言った。
僕は金貨の入った袋を受け取る。
隊商にはカイロから運んできた宝石を渡した。
ガーネットは金になる。
砂漠では金より価値があるんじ...
答えを見つけるということは、
人生に一つの通過点を決めることに
過ぎません。
その時設定した目標であるにせよ、
その人生の一個の通過点でしかないのです。
いわずもがな、その人それぞれに人生があります。
人生に通過点を設定するのも、
その通過点をどれだけ豪華なものにしようとも
質素なものにしよう...
もし今いる世界に、自分の役割を
見つけてしまおうと思うのならば、
何か答えを決めて目標を達成してしまえば
いいのです。
なんでもいい、ただ目標を設定するのです。
その目標=答えが、
人生そのものの答えになります。
どんなものでもいい。
答えを設定した時点で
答えを見つけたようなものなのです。...
さっきの続きではありませんが、
答えを追い求めるということは、
真実にアクセスする権利を得るということに
なります。
ちなみに、真実なんてありません。
最初からあるのは、漠然とした事実のようなもの
だけです。
事実に情報を付け加えるのは、
私たちのやることです。
なので、人によって事実は多...
答えの見つけ方。
何世紀も…… というわけでは
ありませんが、
人類が追い求めてきた問題です。
有史以来、裕福になってからというもの
人類は答えを求めてきました。
それが真実につながるものなのか、
一応の答えにしかならないのか
それは分かりませんが、...