Nicotto Town



 

とりあえず病院に行くと言うリエドの命令により、四人は病院に来ていた。アノはもちろん、先に家に帰っている。
治療室では医者が傷だらけの離鳴と契を見て、リエドを見てとの繰り返しが未だ続いている。
「前のこんな感じの傷が…」医者が口に出した途端、リエドは人が変わったように、
「先生今日もかっこいいで...

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「タナトス…」リエドがそれを口にしたとき、女の子の眉が動いた。
「知ってるの?意外ね」そう言って笑うと先程取られたはずのリエドの核を見せた。
リエドは全身の血が引く思いをした。アノがまだ存在していることを確認する。
アノの横にいた成人はタナトスを一心に見つめ、何も動揺がないように見て取れた。
...

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いつもより遠くに来ていた。アノの話によると悪魔を召喚しやすい場所があるらしい。
悪魔を召喚するということは時空の狭間に落ちるということらしく、時空の狭間が深い程悪魔を召喚しやすいらしい。
周りは森で草が生い茂っており、とても人が来るようなところではない。
道無き道を四方八方に進むと、アノが既に...

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「おはよー」相変わらず元気な裄の声が響く。登校は裄と成人とリエドの三人が基本となっていた。
しかし成人は人見知りらしく、あまり裄と話そうとはせず、常にリエドの背に隠れている。
おかげで裄はすっかり嫌われているのもだと解釈している。
ふと裄はあるものに気が付いた。成人の右手の親指以外と左手の小指...

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目の前にいた壱が腹を押さえたため、すぐに彼女の音だとわかった。
壱は顔を赤らめて周りを見回したが、他の二人はどうやら気付いていないようだった。
「お腹すいたなあ」壱が言う。それに便乗した扇子も「確かに!あれから何も食べてないし…」と不満を零した。
そう言われてみれば確かに腹が減った。「来てどれ...

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