Nicotto Town


ふぉーすがともにあらんことを、あなたにも。


ブライマリーの神父

ここサン=ジョルジュの街では、

キリスト教の布教が行われた。

一見同化政策ともとれるこの
侵略政策は、

カトリック教会によって為されたものとも
言える。

おそらくはローマ教会の陰謀だともする声も
聞こえてきそうだが、

正しくは政治の「道具」である。

カトリック教会の解釈は様々だが、

地母神教にとって代わったとかはさておき

ここではある意味「順応に」受け入れられたとも
言うべき光景が広がっている。

カトリックの解釈は様々である。

キリストリックが訛ったものとも言えるし、

あるいは、「ローマ教皇庁」から変化したものかもしれない。

どっちにしろ、それはどうでもいいのだが。

カカオとキリスト教。

一見関係のないものであるが、
それが同じ民族からもたらされた
という面では

かなり興味深いものである
ことは間違いないと思う。

今日も神父は
飴を配る。

砂糖すら、こちらの地方で作ったものだが

それが庶民に届けられるのも
全く不思議な光景である。

私は感慨を得ずにはいられないものだった。


サン=ジョルジュ【終わり】





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