ガンズ・アンド・ローゼズ 2
- カテゴリ:自作小説
- 2013/07/08 10:53:32
「いっ……いっ……」
マクミランは金髪美人の
救護班に傷口に手当されて
痛そうだった。
「かすっててよかったわ」
私は言った。
「クリスティー。それはないな」
マクミランは苦笑いしていた。
「SWATの規則その四。
美人に手当してもらったら
病院には誰も見舞いに行かない」
ジョンはニヤけながら冷たく言った。
「SWATの規則その五.
任務が片付いたらなるべく早く帰る」
バーズは言った。
「覚えたじゃない。やるわ」
私はバーズに言った。
「これくらい、覚えるさ」
バーズは言った。
「任務ってのは、警察の愚痴のパターンを
覚えることなのさ」
ジョンはバーズの頭を軽く叩きながら言った。
ヘルメットなので、逆に痛そうな音がしたが。
「へぇ、そうですかい」
バーズは相変わらず愚痴っぽかった。