【お題】:ネット小説のファンタジーの役割
- カテゴリ:自作小説
- 2013/10/21 15:45:10
物語は世界観を提供します。
人間の住む世界は、すべて認識で成り立っています。
つまり、認識していないものは見えていない。
知らないものは認識できないのです。
認識しているものだけで世界が成り立っているとしたら、
その認識に知識を与えるのは、本です。
本であり、知見なわけです。
小説、特に簡単に書けるネットの小説に与えられた役割は、
世界観を提供することです。
認識の外にある、まだ知らない世界を
提供できるのは、
壮大な世界観をもったファンタジーの成せる業です。
ここで重要なのは、
作者の世界観ではなく
物語の世界観が読者にまだ見ぬ知見を与える
ということ。
つまり、知らない世界を知るには
ファンタジーが一番なのです。
科学について詳しく書いた本があっても、
ファンタジーの世界について詳しく解説した本はない。
つまり、それを提供するのはファンタジーの役割なのです。
科学は、世界に対する解説でしかありません。
本当の世界とは、人間の認識のみが成り立たせ得る世界です。
その人間の認識を広げられるのは、
科学ではなくファンタジーです。
科学は解説書でしかありません。
取説に取りこぼしは付き物です。
想像の世界を広げるには、
壮大はファンタジーが一番。
その想像が、世界をより広くしていくのです。
というわけで、
人間の想像力を掻き立てるには
ファンタジーが一番。
ネットの小説に与えられた役割とは、
壮大なファンタジーを描くことです。
その想像の世界が、この世を広くします。
物事は解釈次第です。
その解釈が、世界を広げるのです。
*この文章はサークルで書かせてもらったものです。
詳しく知りたいという方はサークル「ストーリー研究部」までどうぞb
訪問感謝です
stpどうぞ