Nicotto Town



休日に新宿で

22日の水曜日、休みが一日、急に入りました。 

職場の埼玉から自宅の群馬に帰らず東京に行きました。ご飯をしっかり食べたくて食べれない人に何か買って一緒に食べれないかなと思ったんです。

歌舞伎町横の大ガード下の南側を探したんですが今日は誰もいません。買い出しに歩いてるのかお仕事中かな。大ガード横で道端で物かき分けてごはん探してる風の方がいたので、とりあえずドンキでお茶とあられ買いました。

ところが大雨が降ってきて、大ガード横にはもう誰もいません。地下に入る階段のところに一人座って寝てる方がいます。でも靴を履いてなくてトイレをその場所でしちゃってて、通り過ぎる人が口々ににおいの事言って笑ってます。まず靴が必要だし、トイレに行くのもしんどいとなるとお茶とお菓子をあげてる場合ではないな。

何もできないのでもう一度大ガード、こんどは北側に段ボールの上であぐらをかいてカップラーメンを食べてるおじさんがいました。食べ終わるのをまって声をかけてみました。でもそのおじさんは「僕は糖尿だからお菓子はいらない」言い、何か欲しいものがあるか聞いてみると「今ご飯食べたから何もいらない」ということでした。福祉の人が最低限の世話はしているんですね。

そして隣にもう一人寝ている人が起き上がりましたので声をかけてみると80過ぎてるくらいのおばあちゃんでした。あられは歯がないから食べれない、お茶もいらないそうです。でもほしいものを聞くと温かいご飯や鶏肉とかあったらいいな、って言うので近くのセブンに行きました。おにぎりやサンドイッチ15種類ほど2000円分くらい買って全部温めてもらって持って行ったんですが、おばあちゃん、「なんだお弁当じゃないの」って残念そうに言うんです。食べやすいと思っておにぎりとサンドイッチにしたのにあんまり気に入ってもらえず、結局おにぎり2個もらってくれただけです。あたしは段ボールを借りて横に座りサンドイッチを食べました。とにかく大きな声で笑顔でたくさんしゃべってくれました。それがうれしかったです。群馬はよく知っていて、昔旅館の女将をやっていたそうです。電車の音でほとんど聞き取れなかったんですがたくさん笑ってくれました。30分くらい話して分かれました。「また天気のいい日に来てね、もう帰りな」って言ってくれて気を使わせちゃったようです。手を振って立ち去るあたしの背中に向かっていつまでも大きな声でお話は全線止まらなかったです。もっと聞きたかったな。

結局大量のおにぎりとおちゃは新宿駅西口の別のおじいちゃんにあげました。お疲れのようだったのでおしゃべりはせずにそのまま立ち去りました。こんど来れるときはサンダルも要るな、爪も切ってあげないと、おばあちゃん全部の指の爪が2センチほど伸びてました。次の課題です。

家かえって、気になったCMがあります。iPhone7の『フランケンの休日』です。クリスマスツリーのまえでお祝いをしている市民の中でフランケンが混じろうとするとみんなの笑顔が消えて悲鳴をあげてフランケンを避けようとします。フランケンは頑張って笑顔を作りひとりでクリスマスソング『Home for the holiday』を歌うと一人の少女が一緒に歌いだし、そのあと民衆が笑顔で合唱するっていう思いやりあふれるCMです。『ホーム・フォー・ザ・ホリデー』は「休日は我が家に限る」という訳がありますが、あたしはこの『Home』は『我が家』というより『家族』と訳したいです。家がない人はたくさんいますが家族は目の前にいる人誰でもなれます。もし今年のクリスマス誰と過ごしたかって聞かれると胸を張って「家族と過ごした」ってこたえます。 




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