【石物語】マダムとの話
- カテゴリ:自作小説
- 2017/03/26 11:24:47
幸せにおなりなさい、とあの人は言った。
けれどアウインには「幸せ」が良く分からない。
けれどアウインには「幸せ」が良く分からない。
二月。
今にも雪の落ちてきそうな重い空は、手の届きそうなほど低く灰色に垂れこめて。その空を裂くように不規則に伸びた黒檀色の枝に、白梅の小さな花が点々と散っている。花一つ一つは小指の先ほどの大きさだが、そのいっそ控えめな姿に似合わぬ馥郁たる香りは強く匂やかに。目に見えぬ薄絹となって辺りをふうわりと包んでいるかのようだった。
梅の群れが揃う庭で、片隅の苔むした岩に腰を下ろし、アウインはぼんやりとしていた。
今にも雪の落ちてきそうな重い空は、手の届きそうなほど低く灰色に垂れこめて。その空を裂くように不規則に伸びた黒檀色の枝に、白梅の小さな花が点々と散っている。花一つ一つは小指の先ほどの大きさだが、そのいっそ控えめな姿に似合わぬ馥郁たる香りは強く匂やかに。目に見えぬ薄絹となって辺りをふうわりと包んでいるかのようだった。
梅の群れが揃う庭で、片隅の苔むした岩に腰を下ろし、アウインはぼんやりとしていた。
深すぎて黒に近い青い目は空を眺めているようでもあり、黒土の上に散った花弁を数えているようにも見える。顔の表面は穏やかに微笑んだ形のまま、組んだ足の上に置いた手は、軽く何かを握るような形に曲げられていた。
身じろぎ一つしない体はまるで庭石と一体化した一つの像のようでもある。
ただ、口元に咥えられた火の点いていない煙草だけが、時折ゆら、ゆらと所在なげに揺れていた。
「どうしたものですかね」
口の端に煙草をぶら下げたまま、アウインは小さく独りごちる。
露を置いたように青い髪や纏った紺碧の長衣には、ここ数十分の経過を示すように白い花弁がいくつか乗っている。
ルチルに連れられて輝石の館に来てから二週間が過ぎようとしていた。
身じろぎ一つしない体はまるで庭石と一体化した一つの像のようでもある。
ただ、口元に咥えられた火の点いていない煙草だけが、時折ゆら、ゆらと所在なげに揺れていた。
「どうしたものですかね」
口の端に煙草をぶら下げたまま、アウインは小さく独りごちる。
露を置いたように青い髪や纏った紺碧の長衣には、ここ数十分の経過を示すように白い花弁がいくつか乗っている。
ルチルに連れられて輝石の館に来てから二週間が過ぎようとしていた。
実際に目にしてみるまで信じられなかったが、訪れたそこは確かに桃源郷だった。
出身も種類も様々な宝石たちが歩き回る、煌びやかで雅やかな宝石箱。
ここでは不当に割られる心配もなく、不相応に所有される恐れもない。
美しく清潔で、眩い楽園。
神の一欠けらたる紅玉の手に導かれ、いずれ来るべき日のために集った輝石達の館。
出身も種類も様々な宝石たちが歩き回る、煌びやかで雅やかな宝石箱。
ここでは不当に割られる心配もなく、不相応に所有される恐れもない。
美しく清潔で、眩い楽園。
神の一欠けらたる紅玉の手に導かれ、いずれ来るべき日のために集った輝石達の館。
(実際にこの目で見てなければ、御伽噺の類だと思ったでしょうね)
住む者が住みやすいよう、そこかしこに配慮の行き届いた環境。
歩けば誰かの笑いあう声が聞こえる。
幸福と言うのはこういうものを指すのかもしれない。
まるでそれは万華鏡の投げかける影。定まらず、変化し続けながらも、あくまで美しい。
(住人の皆さんも、素敵な方たちですし……)
特に目的もなく館の中を徘徊していた時に、すでに幾つかの石達とは顔を合わせている。何人かとは挨拶以上の会話を交わす程度の仲だ。
これまで他の石と会話をする機会など、一部の例外(つまりルチルだ)を除いて無かったので、なかなか新鮮に感じたのを覚えている。
(いい場所です)
目を閉じる。
(とても、良い、所です)
住む者が住みやすいよう、そこかしこに配慮の行き届いた環境。
歩けば誰かの笑いあう声が聞こえる。
幸福と言うのはこういうものを指すのかもしれない。
まるでそれは万華鏡の投げかける影。定まらず、変化し続けながらも、あくまで美しい。
(住人の皆さんも、素敵な方たちですし……)
特に目的もなく館の中を徘徊していた時に、すでに幾つかの石達とは顔を合わせている。何人かとは挨拶以上の会話を交わす程度の仲だ。
これまで他の石と会話をする機会など、一部の例外(つまりルチルだ)を除いて無かったので、なかなか新鮮に感じたのを覚えている。
(いい場所です)
目を閉じる。
(とても、良い、所です)
――幸せとは、こういうものですか?
はらり、と白い花弁が落ちる。
それをぼんやりと目で追いながらアウインは思索する。
(まあ、僕があの人の言葉に付き合う義理はないのですけどね……)
あの人――牧師のことはアウインにとって過去、過ぎ去ったもの、決別したものだ。アウインとしては十分すぎる程彼女を看取ったし、その時点で義理は果たされたと言って差し支えないだろう。
だから、何を言われようが、今のアウインを拘束することは無い。
しかし。
アウインは咥えた煙草を揺らす。
「積極的に無視するだけの理由も無いのですよね」
悩ましい溜息を吐いて、アウインは頬杖をつく。
ほつり、と膝の上に白い点が落ちる。
梅の花弁かと思えたそれは、藍色の上にあって六角形の形をしていた。
見ればあちらでひらり、こちらでひらり、と空から白いものが落ち始めている。しばらくすれば、この庭に落ちているもののどれが白梅で、どれが白雪か分からなくなるだろう。
どちらとも分からないなら、それはどちらでも同じこと。
「何をやっているのでしょうね、僕は」
そもそも、停滞と拘泥の対極にある自分自身が、こうして拘泥されていること自体が滑稽で、本末転倒だ。
目を細め、ついで、服に積もった白を指先で払い落す。
柔らかい花弁は寒さのせいか先程までより少し硬くなったような気がした。
それをぼんやりと目で追いながらアウインは思索する。
(まあ、僕があの人の言葉に付き合う義理はないのですけどね……)
あの人――牧師のことはアウインにとって過去、過ぎ去ったもの、決別したものだ。アウインとしては十分すぎる程彼女を看取ったし、その時点で義理は果たされたと言って差し支えないだろう。
だから、何を言われようが、今のアウインを拘束することは無い。
しかし。
アウインは咥えた煙草を揺らす。
「積極的に無視するだけの理由も無いのですよね」
悩ましい溜息を吐いて、アウインは頬杖をつく。
ほつり、と膝の上に白い点が落ちる。
梅の花弁かと思えたそれは、藍色の上にあって六角形の形をしていた。
見ればあちらでひらり、こちらでひらり、と空から白いものが落ち始めている。しばらくすれば、この庭に落ちているもののどれが白梅で、どれが白雪か分からなくなるだろう。
どちらとも分からないなら、それはどちらでも同じこと。
「何をやっているのでしょうね、僕は」
そもそも、停滞と拘泥の対極にある自分自身が、こうして拘泥されていること自体が滑稽で、本末転倒だ。
目を細め、ついで、服に積もった白を指先で払い落す。
柔らかい花弁は寒さのせいか先程までより少し硬くなったような気がした。
■■■
あまり物が多いのは元から好かないのだ。
軽ければ軽い程、少なければ少ない程、掛け替えないものが無い程、良い。
軽くなければ動けない。軽くあるから地に着けない。
軽ければ軽い程、少なければ少ない程、掛け替えないものが無い程、良い。
軽くなければ動けない。軽くあるから地に着けない。
■■■
星形にくりぬかれたステンドグラスクッキーはきゃらきゃらと華やかに。
甘いクッキーにはコクのあるルフナ紅茶を添えて。
縁がレース状になっている白磁の皿に盛られたそれらを横目に、アウインはポケットから取り出した鍵をテーブルクロスの上に置いた。
「お返しします」
借りていた客室の鍵を差し出せば、真向いの席にゆったりと腰を下ろした麗人、マダム・ネージュはほんの少しだけその美しい眉を寄せた。
「返していただく必要はございませんわ。これはもう差し上げたものです」
「退去の際には返却する物だと思っていましたが……」
「お発ちになるのですか」
「ええ」
アウインは穏やかな笑みのまま頷いて、まだ口を付けていない濃い紅を湛えたカップの水面に目を落とす。
凪いだ水面には、思慮深げな青い目が同じように凪いで映っている。
「そのつもりです。折角なので、この機会に自分の足で色々と歩いて見てみようと思いまして」
顔を上げ、ふわりと笑んだアウインに、ネージュは「分かりましたわ」と愁眉を開く。
それに、アウインは面に出さずに少し安堵する。
チェックアウトは何かとトラブルになることも少なくない。それが順調にゆきそうなのは、ありがたいことだった。
そう思って気が緩んだのだろう。
無意識に肩が下りたその意識の間隙を縫うように、
「では、これはお戻りになるときまで、わたくしがお預かりしましょう」
歌うように美しい声が紡いだ言葉に、今度はアウインの眉が動く番だった。
瓢箪から駒でも出たかのような。それこそ「きょとん」と表するのがこれ以上なく相応しい顔になったアウインに、ネージュは紅茶を一口。
白い繊手でカップをソーサーに戻して、笑む。
「いつでも、戻りたい時に戻ってらしてくださいませ」
瓢箪から駒でも出たかのような。それこそ「きょとん」と表するのがこれ以上なく相応しい顔になったアウインに、ネージュは紅茶を一口。
白い繊手でカップをソーサーに戻して、笑む。
「いつでも、戻りたい時に戻ってらしてくださいませ」
その言葉を咀嚼し、飲み込むのに数秒。
はたりと薄青い目蓋を瞬かせ、アウインは思わず笑いだす。
「……。ああ、ああそうですね。そう言えば、そういう方法もありましたね」
戻る。
そんな考えもあったのかと、アウインは苦笑と共に思う。
鉱床から採掘されたその時から、歴代の所有者の手元に留まることも短く、転々と旅に旅を重ねてきたせいだろうか。世の中にそんな言葉があるのを忘れていた。
「……。ああ、ああそうですね。そう言えば、そういう方法もありましたね」
戻る。
そんな考えもあったのかと、アウインは苦笑と共に思う。
鉱床から採掘されたその時から、歴代の所有者の手元に留まることも短く、転々と旅に旅を重ねてきたせいだろうか。世の中にそんな言葉があるのを忘れていた。
否、知ってはいたが自分には関わりないものとして、無意識のうちに選択肢から除外していた。
多分それを、この前の玲瓏たるマダムは見抜いていたのだ。
アウインは苦笑いのまま、ごまかすように紅茶に口をつける。
多分それを、この前の玲瓏たるマダムは見抜いていたのだ。
アウインは苦笑いのまま、ごまかすように紅茶に口をつける。
「ありがとうございます」
何に対する礼とは言わなかったのだが、聡いマダムには通じたのだろう。
いいえと彼女は言葉少なく微笑んだ。
何に対する礼とは言わなかったのだが、聡いマダムには通じたのだろう。
いいえと彼女は言葉少なく微笑んだ。
アウインが旅立ったのは二時間後のこと。
彼が口にした挨拶が「さようなら」では無かったことだけは確かだった。
彼が口にした挨拶が「さようなら」では無かったことだけは確かだった。
演者(登場順):アウイン(藍色) ルチル様(七リイさん) ネージュ様(染井吉野さん)
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~心をもつ宝石たちの軌跡をえがく物語群~
サークル幻想断片 創作企画
石物語 Les Histoires des Pierres
石物語 第二期 公式サイト
http://cherspierres.blogspot.jp/
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初根っこですw
持たない、こだわらない、関わらない。
いつ別離を迎えても良いように。
>疫病神的能力がみんなに及ばないか危惧しているところもあるのかも…
一種のジンクスであって、アウインに他者に及ぼせる影響力は実は言葉をかけるか、
器具があれば分解できるものをばらす程度の弱い魔力しかないのですが、
昔ジョニーに言われたことを気にしているのです。
マダム美しいですよね。僕の筆で書けているなら嬉しいのですが。
身が重くなるのを恐れるアウイン、
疫病神的能力がみんなに及ばないか危惧しているところもあるのかも…
それにしてもマダム、美しくて素敵ですノωノ
マダム、素敵ですよね( ´∀`)bグッ!
>戻る場所がある。ということは足元がしっかりした気がします。
はい。ずっと宙ぶらりんでさまよっていたアウインも、
ここにきて初めて足元ができました。
意外と土産話というコメントが多くて、どこまで真に受けて良いのかな…(ドキドキ
僕としては全自動アイテム配布機くらいのつもりなのですが。
戻る場所がある。ということは足元がしっかりした気がします。
宝石たち、各々好き勝手やっているので館に留まる必要もないですしね
旅の間に疲れたら休憩する場所。って感じでよいのではないでしょうか??w
戻ってきたらたくさんの土産話が聞けるといいなぁ。
コメントありがとうございます。
>考えてみれば、どちらも決別のシーンだったのですねー
そのようなことがあったのですね……
なんというか、コメントのお言葉だけで一つの物語のよう
別れの情景が浮かぶようでしんみりしました。
>アウインのお話を読ませていただくと…
あはは。過分なお言葉ですが、ありがたく受け取ります。
褒められるの大好きですから!(ノ´∀`*)
次もそう仰っていただけるように精進しますね。
もしよろしければ、ご訪問をお待ちしております。
ちょうど3月桜吹雪よりも小さな花弁がまさしく雪のように舞い散る様子を眺めながら
引っ越し準備をして惜別の涙を流しまくったことが思い出されました。
生涯で最も愛した家だったので
もうこの家に戻ってくることは二度とないのだなぁと。。。
そして父の葬儀の日に喪服の袖にはらはらと降りてきた雪の結晶の繊細な細工も
同時に思い起こされました。
考えてみれば、どちらも決別のシーンだったのですねー
白梅と雪の降りしきるシーンから
雪白の気高い貴婦人の美しさへと移る場面転換の巧みさを
堪能いたしました。
アウインのお話を読ませていただくと
感じたことを的確かつ繊細に表現できる言葉を
時間をかけてでもあくまでも探すべきなのだと思い知らされます。
また私の時間に余裕ができたら
再読させていただきたいと思います^^
ご感想ありがとうございます。
>永遠の命をもった人物のいる迷い家を思い出します
登場する人の形をとった宝石たちは、死ぬことが無いので永遠の人に近いかもしれませんね。
ナウシカの漫画版、高校の頃一度読んだ切りなので記憶があいまいですが…。
>アウインが飲んだ紅茶は美味しかったかまずかったか…
どんな風に感じたのか。
まだ複雑な味を感じ分けられるほどの情緒が無い可能性も(苦笑
私は宮崎駿の漫画版ナウシカ後半にでてくる鹿などの動物たちと暮らす
永遠の命をもった人物のいる迷い家を思い出します
この物語はどちらか陶淵明と宮崎の迷い家の中間のような感じです
アウインが飲んだ紅茶は美味しかったかまずかったか…
マダムの優雅さが伝わったなら嬉しいです。マダム美しい。
>梅の花びらは桜より…
そうなんですよね。あのほろほろとした風情とか、好きなんです。
描写が苦手なので、ほめていただけて嬉しいです。
アウインは情緒面がまだ育ってないので、幸せ?おいしいの?レベルです。
でも旅をしているのが彼にとっては自然なのかもしれませんね。
お土産持って帰ります。
梅の花びらは桜よりも少し分厚くて、ほろっと風にのるんですよね。
何が幸せかは人(この場合は石?)それぞれですから、
心のどこかで「違う」と思うなら、アウインにとっては違うのだろうと思います。
一番自分の息が詰まらない場所が、一番良いのかも。
お土産話をお待ちしてます^^
こちらこそ、ご出演いただきありがとうございました。
企画参加当初から惹かれていた宝石さんなので、出せて嬉しかったです。
ネージュさんのお部屋情報助かります!
アウインは落ち着かないので、客室を毎回お借りすることになりそうです。
読んで下さりありがとうございます。
>一ヶ所に留まる事を良しとしない、と言うか、落ち着かないのかもしれませんね
正しくその通りでございます。
永都さんのコメントが毎度的確すぎて凄い……嬉しい。
何と言うか、色々な生き方で生き生きと過ごしてらっしゃいますよね、皆さん。
お土産持って帰りますね。
お話しに出演させてくださりありがとうございます。
お戻りになられた際には旅の間のお話しをネージュに聴かせてやって下さいませ。
人の手にあった時でも基本仕舞われていた石ですので・・・
ちなみに、輝石の館は皆さまが描きやすいように
気まぐれに内装がかわる
という設定がございますがそれぞれのお部屋は部屋の持ち主の自由になっています。
ネージュの部屋の細かい設定が必要でしたら
こちら↓の記事に写真がございますのでご覧くださいませ。
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=454768&aid=57953305
藍色さんの描くネージュを楽しみにしておりますね。
館の住人は、結構好きに動いてるんですよね、実は。
長期に渡って不在の石もいますし、逆に館から出ない石もあったり。
でも、各々に自分の意思で動いている、それだけは確かです。
次にアウインが館に戻ってきた時には、どんな話が聞けるのか楽しみです。
>ステンドグラスクッキーだ!
ありがとうございます。マダムのティーパーティーに似合うものが欲しかったのです。
>会話だけで行きたいくらい、情景描写が苦手でして;
…仲間!
かぎ括弧の間に、文字を入れてごまかしてます。(ごまかしきれない
ルチルさんが目的なく旅をしてくださってたお陰で、牧師さんが助かり、アウインが館に来たのかと思うと少し感慨深いなぁ。
そして温かく迎えいれてくださるマダム! 素敵なお方ですよねぇ。
>風景や人物の描写が美しいなあ
ありがとうございます。風景は苦手分野なので嬉しいなぁ。
人物は正直書き足りないw
マダムの髪の色とか、まつげとか、服のドレープの繊細さとか…何色でどんな普段着なんだorz
>自賛より他賛を…
バルの話は「ルチルさん格好良い!好い男!」のつもりが、何故か感想が「アウイン怖い」になったorz
今回はマダムの美しさとか、洞察の深さ、懐の深さが出てると良いなぁ。
良い記事を教えて下さり、ありがとうございます。
宝石に込められた願いというか、願望というか…欲があるからこそ美しいと思うので、
その形を上手く掬い取りたいと願ってます。
先日 バレンタイン特集かな? 作り方をクックパッドで見たのです (´∀`*)
綺麗だなぁと思ってました そういえば輝石の館のお菓子にぴったりですね☆
私はお話を書くとき できれば会話だけで行きたいくらい 情景描写が苦手でして;
(なんかいい感じの室内だよ うん) で済ませたくなっちゃう (o゚ェ゚)・;'.、
自分のなかのイメージや感想を 言葉で表現するのが苦手なんですね;w
ですから こういった映画のワンシーンのような情景描写・人物描写 とても憧れます!
梅と雪とが どちらがどちらか分からなくなることで 決意をする。
まさに決別の石さんだなぁと☆
そうなんですよ 館から旅している宝石さん 何人かいらっしゃいますし!
リュビは目的のために ルチルは目的もなく(←w) 旅してますしね♪
マダムはいつも皆を暖かく迎え入れてくださいます そのぶんゾンネちゃんが旅してるのかなw
風景や人物の描写が美しいなあ
こういう他者を自分の物語に招く形態では、
わたしは自賛(自分キャラクターを直接的に賛美する)表現より他賛を推奨しているので、
そこも含めて感慨深い。(とはいえ色んな書き方があり、自由だが)
ロワゾー版マダムがいて、藍色版マダムがいて、そこが楽しいのだと思うよ。
ちなみに、すべてではないが参加者のタブーがここに列記されている。
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=1104605&aid=62594832
みんな、こういうふうに見てもらいたい、見られると嬉しい、という潜在欲求がある。
どんなにどう書かれても自由です、とは言いつつね。
そのエゴを尊重しつつ、自分の世界に迎え入れ、えがくことは、相手の魂を見つめることでもある。
けっこう哲学的な遊びなんだ。