Nicotto Town


ふぉーすがともにあらんことを、あなたにも。


鶏の悲劇

鶏が一羽いました。

兵士が1人います。

女の子が二人、

男の子が一人います。

さらにお母さんが一人います。

おじいさんも一人、おばさんも一人います。

問題です。

鶏は誰のものでしょうか?

鶏は言います。

「助けてくれ。食われちまう」

兵士は言いました。

「食うもんないから、俺にくれ」

男の子は言います。

「今晩食べるものないから、僕にちょうだい」

おかあさんは言います。

「あら、夕飯の材料に良さそうね」

おじいさんは言います。

「孫のお土産に良さそうじゃな」

おばさんは言います。

「今日の集まりに手持無沙汰だから
持っていこうかしら」

鶏は言います。

「ちくしょう、俺が全部食ってやる!」


……鶏は誰のものでしょうか。

答えは、誰のものでもありません。

ただ言えるのは、鶏がそこにいた
というだけなのです。

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2013/10/01 05:35
お二方、コメントありがとうございます
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2013/09/30 23:03
ケッコーなお話でした^^
アバター
2013/09/30 20:33
おー! Σ(・ω・ノ)ノ! 鶏の発言がスゴいですね~




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