Nicotto Town


アオイさんの日記


三周年とピアノ

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三周年パーティーっぽい部屋と、グランドピアノの部屋を作りたくて、合わせてしまいました。
そして今回もミケネコが幅を利かせてる、と言う…(笑)

グランドピアノはリサイクルチケットを貯めて、リサイクルショップで購入。
後ろのほうでこっそりとビールとか日本酒とかが並んでいるのは、ネコたちが酒盛りでもをしたかったのでしょう。

親父ズは地味に好きです。

―――――
「おおっ、何だこの大きなミケネコは」
店にはいるなり真っ先に目に入ったミケネコの置物に、ブラウンは驚いた声を上げた。その背後から顔を覗かせたシドが、アオイちゃんのお気に入りの置物だな、と冷静な声で言う。
「店のカウンターの中とか脇とかによく飾っているじゃないか」
と、いたって落ち着いた調子の相棒にブラウンは、そういえばそうだったなと、苦笑を返した。
「こんなにでかいせいか、なんだか存在感があって怖いな」
「まあ、そうだな。誰もいないときはこっそり店の中を徘徊していそうだなあ」
「おいおい怖いこと言うなよ」
そう言いながらブラウンは気を紛らわすようにミケネコの置物を撫でた。
 と、瞬間、陶器でできているその目玉がぎょろりと動いた。
「うぉうっ」
「どうした?」
「今、動いたような」
「酔っ払っているな、おまえ」
ブラウンの言葉に、ただの置物だ、とシドは苦笑を浮かべてぽんぽんとその硬い後頭部を叩いた。
「いや動いたような気がしたんだけどなぁ」
そう言って、ブラウンは再びミケネコの顔を覗き込んだ。
「にゃあ」
「うぉぉおうっ」
不意に聴こえた鳴き声に、ブラウンは再び奇声を上げてしまった。びくりと肩を震わせたその様子に、悪戯を仕掛けたシドが声を上げて笑う。
「はは、俺だよ」
「おまえ、心臓が口から出るかと思っただろうが」
「案外小心者だなあ、お前は」
「うるさい。おまえのせいで酔いが醒めた」
ぶうぶうとむくれるブラウンにシドが謝っていると、ようやくアオイが店に戻ってきてくれた。
「お待たせしました、今何か飲み物を作りますね」
そう言って、ふと、アオイは店のテーブルを見つめて苦笑を浮かべた。
「おふたりとも、そんなにお酒飲みたかったんですか?」
飲みすぎは身体によくないですよ、と笑うアオイに、何のことだろう、と二人は顔を見合わせた。
「アオイちゃん、どういう意味?」
そうシドが問いかけると、きょとんとした顔で、アオイがお二人じゃないんですか?と言った。
「だって、グラスが出てる」
いわれてみたらその通りで、アオイの指した奥のテーブルの上には飲みかけのビールのジョッキがおかれていた。

二人は思わず顔を見合わせた。

アバター
2011/10/05 12:13
>藍流さん
コメントありがとうございます^^
グランドピアノは、音楽室っぽいのとか、リベンジばあちゃんち、とか夢が広がっています。
奥まで行ける壁もいいですよね~!欲しいものだらけですよ!w

おじさん二人の掛け合いは書いていて楽しかったです~☆
この小話は全く何も決めずに書き始めて、こうなった感じです。
ただしゃべらせたかっただけ、という(笑)
アバター
2011/09/30 12:51
グランドピアノ、やっぱりいいなぁ~!
と言いつつ、私は奥まで行けるハロウィン壁と交換してしまったんですがw

悪戯を仕掛ける&思いっきり引っかかる二人、いいコンビですね☆
可愛らしいおじ様達だ(笑)
すこしふしぎなオチも好きです~
このタウンにあるお店なら、そんな不思議もアリな気がしますね^^



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