Nicotto Town



 

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「姐さんには惚れましたよ」そう言って笑う契を離鳴は鋭い目で見ていた。
リエドははいはいと微笑するとテレビの電源を切った。今日は四人揃って学校を休んだ。
あれから成人は自宅療養していたが、傷は大分回復。まだリエドのベッドの上で動けずにいるので、
アノが話し相手になっている。離鳴が聞いた話によると...

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リャナンシーに飛びつこうとしたアノは宙を切った。目の前は壁。なんとかブレーキをかけ後ろを振り返るが、リャナンシーの姿はない。
タナトスが「核が壊されたようだぜえ」と言うと、離鳴の元へ戻っていった。アノもタナトスについていった。
先程まで荒れていた部屋の前に契と離鳴の姿があった。倒れている成人をど...

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それに気が付いた簪は振り返るとそうでなくちゃと呟いてリエドを見た。
「俺らを無視すんなよ」契は皮肉るように笑うと、親指で自分を指さした。
リエドがそちらを見ると、離鳴も静かに頷いた。簪は振り返り、「あんたらは何もできない」
生気を無くしたような瞳を向ける。それが自分の全てを見ているようで、二人...

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「ありがとう。そういう貴方、大好きよ。ここでサヨナラは少し、寂しいわね」
そう言うとリャナンシーはアノに片手を向けた。それと同時にリエドは成人の傷を生成して契と離鳴の近くへ移動した。
それを見た簪は壁の近くにあった鉄パイプを拾い、四人のところへ近づく。
リャナンシーは手から大きな竜巻を起こして...

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契と離鳴の対応に追われながらも、今日の授業も無事終了を迎えた。
今日は退院なので、しょうがなく二人を病院に連れて行くことにした。
病院に入ると「騒ぐな」の一言だけ言って、成人の病室に入った。
その瞬間リエドは目を疑った。もう既に病室は綺麗に片付き、人の姿は見当たらない。
「先に帰ったのかしら...

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