Nicotto Town


遠州七不思議


片葉の葦は、2つのストーリー&豊臣秀吉の3本立て

遠州七不思議の一つに片葉の葦があります。
葦の葉は、本来交互に出てくるのですが遠州地方では
片方にしか出ていない葦が見られます。(今でも)
この片方にしか葉が出てこないのを不思議に思った昔の人が
片葉の葦の原因をストーリーを持った話にしたのです。
男が女に惚れた話、女が男に惚れた話、豊臣秀吉にまつわる話の
3本立てです。
豊臣秀吉にまつわる話。
まだ木下藤吉郎と名乗っていた頃、浜松市南区頭陀寺町の松下嘉平次に
奉公していた頃、毎日ウマの飼い葉用の草を刈りに行っておりました。
侍を目指していたので、この仕事は余り好きではありませんでした。
で、カマを研いでは、剣術の練習用に葦の葉を切っておりました。
また、松の葉を一本ずつ川を泳いでいる魚の目めがけて投げておりました。
練習の甲斐あって魚の目に当たるようになりました。
この時、葦の葉を片方だけ切ったので片葉の葦になったという話です。
今でも、カマ研ぎ神社というのがありますし、松下嘉平次屋敷跡の公園もあります。
松の葉を投げた付近をめざしという地名も残っており目刺し橋というのもあります。
次は、男が女に惚れた話になります。

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2010/05/25 20:49
昔話はロマンがあって素敵ですね!
次は、波小僧でもアップしましょうか!
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2010/05/25 20:38
遠州七不思議さん こんばんは~
ご無沙汰ばかりしてますが こんな素敵なお話が
進んでいたのですね 一気に読めて大満足です
昔からの何かにまつわる話・・って大好きです
昔の人は自然のなかで自然と共に背かつをしていたからこそ
色々な想いを馳せながら素敵な伝説とか出来上がったのでしょうね
片葉になる学術的な説明もなるほど・・ですが
このように同じものを見てもなんとおりもの話が生まれるなんて
本当に素敵・・夢もロマンも そしてそこには血の通った人間性もあって
いいですね 古きよきものをたずねて・・って感じで読ませてもらいました
ありがとうございます  今 私たちが存在するのもこういった先人たちの
想いがつながれてのことなのですから・・日本人に生まれてよかった なんておもうのですが
いつも温かい足跡&ステプありがとうございます 感謝しています^^v
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2010/05/25 18:21
片葉の葦が出来る本当の理由
男が女に惚れる話でも、女が男に惚れる話でも葦の葉は
京のほうに向かっての片葉という下りになっていましたが、
実際は、すべて東の方に向かっての片葉です。
これは、卓越した季節風が吹くような場所では風に向かって葉が出なくなるからです。
この片葉の葦もすべてが片葉になっているわけではなく、普通の葦の中に混ざって片葉の葦があります。
これを見た昔の人がストーリーにまとめ上げたお話になっているわけで、昔の人の想像力の豊かさには
関心させられますね!これで、片葉の葦は完結です。
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2010/05/24 18:06
女が男に惚れた話。
浜松市の南に江之島町がありまして、ここに昔又右衛門という庄屋さんがありました。
あるとき野良仕事から帰ってくると、途中の松の木の下に若者が、寂しそうにしておりました。
又右衛門さんが訳を聞くと、実家は京都で親と喧嘩をして家出をしてきたのだが道に迷ってしまった
と言うので、又右衛門さんは可哀想に思い家に泊めてあげました。
幾日か経つと、若者も元気になり持ってきた尺八を吹いては日を過ごしていました。
一方、庄屋さんの家には、およしという村でも評判の美しい娘がおりまして、何時しかおよしの琴と
若者の尺八で合奏するようになり、相思相愛の間柄になりました。
今日との若者の親は、息子を一生懸命捜してついに、浜松にいることを突き止めました。
使者が来て若者に実家に帰るように熱心に説得したので、若者は、およしに親の許しを
貰って直ぐに迎えに来るからと告げて、京都に上っていきました。
およしは寂しくて、食事も喉を通らなくなり、一ヶ月待っても迎えが来ませんでしたが
ある日、およしは池に身を投げてしまいました、その次の年からこの池に生える葦の葉は
およしの気持ちから、京とのほうに向かってだけ片方にしか葉のでない片葉の葦になった
というお話でした。
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2010/05/23 08:36
もう一つの女が男に惚れた話が終わったら、何故片葉の葦があるのかを説明いたします。
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2010/05/23 08:25
方葉の葦があると聞いたことがありましたが、
そんなストーリーがあるとははじめて知りました。

こういうお話を聞くと、また違った目で見られそうです。
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2010/05/23 07:19
日本3筆の一人、橘の逸勢にまつわる話。(男が女に惚れた話)
学者だった逸勢が、ふとしたことで罪人となって京都から伊豆の国へ
流されるために東へ向かって旅をしてきましたが、
三ヶ日町の本坂峠を越えた当たりで病気で倒れついに息絶えました。
この時、この道中の後を付いてきた逸勢の娘さんが庵を建てて逸勢をまつっていました。
この娘さんはたいそう綺麗な人だったので、地元の若者が魚を捕ってきたり、野菜を持ってきたりと
色々世話をやいておりました。
そのうちに逸勢の罪が許されたので、娘は逸勢の遺骨を持って京都へ帰ることになりまして、
若者がどうか私も連れて行ってくれと懇願しましたが、「それはなりません」と行って、
京へ上ってしまいました。残された若者は「私を京のほうへ向けて埋めて下さい」と言って
浜名湖に身を投げて死んでしまいました。そしてその付近に生える葦の葉は、京のほうにだけの
片葉の葦になったと言うお話です。
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2010/05/22 19:46
次は日本3筆の一人、橘の逸勢にまつわる男が女に惚れた悲哀の話です。
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2010/05/22 19:28
豊臣秀吉さんといえば、
猿と織田さんに呼ばれていたのが印象に残ってます~

片葉の葦には3つものストーリーがあるんですねっ^^
驚きました!

読んでいみると、昔の風景を想像したくなりました~
一度、時代をタイムスリップなんてしてみたいです~

次のお話も楽しみにしてますねっ♪



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