心理カウンセラーより、震災時の注意点 その1
- カテゴリ:日記
- 2011/03/18 18:05:46
3月11日に発生した、東北地方太平洋沖地震の余波が
全国に広がっているものと感じております。
皆様においても、不安な日々を過ごされているのではと思います。
株式会社ソリューションフォーカスコンサルティング
http://www.solutionfocus.jp/
の代表取締役である青木安輝様のお知り合いである、
阪神淡路大震災で一週間以上被災地に行って対応した心理士の方が
まとめた震災状況の中での注意点を一部編集し、記載させていただきました。
ぜひ皆様にもご覧いただき、
ご参考にしていただければ幸いです。
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●まずは落ち着きましょう
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不安は体内でアドレナリンを放出し、軽い興奮状態を引き起こします。
これによって、不必要に感情があふれだしたり、いらいらしやすくなったり、
知らぬうちに身体的な疲労が蓄積したりします。また、「何かをしなければ」
という気持ちにもなりやすく、やたら行動してしまうこともあります。
今はそんな自分に「落ち着いていよう」と声をかけてください。
自分を守るために大切なことです。
自分をこうして守ることが周りにいる人も安心させます。
●たまには、テレビを消しましょう
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テレビはあまり長時間見続けないようにしましょう。
インターネットやラジオに切り替えることを意識してください。
特に子どもには気をつけてあげてください。
こういう時期にアニメや映画をみるなんてと思われるかもしれませんが、
時々はそうしてください。過去にも、テレビ放映での二次受傷の問題が
多々ありました。涙がよく出たり、妙な罪悪感が湧いてきたり、
お腹のあたりがぎゅっとしてきたらテレビを消したり、
違う番組をみるようにしましょう。
●やわらかい心を意識してもちましょう
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こういう時こそ、「やわらかい心を意識してもつ」ことです。
極端な情報の解釈を人に押しつけたり、偏った情報から「こうなんだ」と
結論を急いだりしないようにしましょう。前述したように人や状況に腹が
たつこともあるかもしれませんが、今、悪者や敵を作らないように
意識してください。協力しあう仲間だと理解し、多々不手際や不便なことが
ありますが、「限界のあるなかで頑張っている」という思いで感謝を
忘れないようにこころがけましょう。
●まわりに発達障害の傾向がある子供がいらっしゃったら
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(1)可能な限り見通しを言葉で与えてあげましょう。
カレンダーをみせて、「11日に地震がありました」「毎日がいつもと違います」
「テレビはいつものプログラムをしていません。大好きなアニメも今日は
やりません」「学校も早めに終わります」などを伝えてください。
こういうことを紙に書いて見えるところにつるしておくようにすると
いいでしょう。
(2)普段お気に入りの、あるいは以前にお気に入りだったもの
(毛布やタオルなど)をそばにおいてあげてください。
体を覆うもの、目や耳をふさぐものなども気持ちを落ち着けるのを
助けます。食事や排泄、就寝場面などに赤ちゃん返りがみられるかも
しれません。できるだけそのまま受け入れてください。
(3)子供が得意とするコミュニケーションの方法で積極的に対話しましょう。
疑問はどんどん聞くことです。
不安であると繰り返し同じ質問が出されると思います。
そうやって不安と戦っています。
大人はいらいらせず淡々と同じ答えを繰り返して あげてください。
同じ答えは安心させます。
(4)可能であれば、やむをえない変化以外は変化を最小限にしましょう。
服はしばらく同じでもいいです。好きなビデオを繰り返しみせても
いいでしょう。どうしても必要な変化をおこすときには必ず説明をします。
集団の中に長くいなければならない場合には、多くの刺激からまもるために、
イヤーマフやイヤホンで音楽を聴かせるなどをするといいでしょう。
なお、コミュニケーションはとても大切です。
テレビをずっとみているよりも、人と会話をするようにしましょう。
とのことです。
前にも話したように東海・東南海地震の発生
が危惧され、可能性が有りますのでもしもの
時に役に立ちそうです!
やはり、このような災害時は心理的に大いに
ダメージを受け立ち直れない人や不安定とな
る人も多いと思いますので、皆さんが参考に
して一刻も早く安定した心理状態になって欲
しいね!
♡(◕‿◕✿)