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マーくん2011


「いじめっ子の脳」研究結果

いじめっ子の脳は他人の苦しみを見ると喜び感じる回路あり説


『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)でおなじみの脳科学者・澤口俊之さんが“いじめ”問題について脳科学の観点から分析した。以下は澤口氏の解説だ。

 * * *
 最近の「いじめ」に関する報道をみていると、本当に憤りを感じます。ひとりの少年の命が失われたにもかかわらず、同じようないじめが今日もまたどこかで起きている。いったい、なぜいじめは繰り返されるのでしょうか。

 まずは、脳科学的にアプローチしてみましょう。

 最初におことわりしておきたいのは、これから紹介するのはあくまで学術的な研究によって明らかにされてきた事実や結果であって、いわゆる“いじめっ子”のすべてにあてはまる話ではないということです。いわば、極端な例といってもいいでしょう。

 これまで世界でなされた研究の結果として、ある特徴を持つ脳が“いじめ”ともいえる行動をとることがわかっています。

 それは、前頭前野や扁桃体、側頭葉が8~16%程度萎縮している脳で、反社会的、攻撃的、反抗的な行動パターンをとる特徴があります。相手の体や心の痛みを感じることができず、痛めつけることで快感を得るという特徴もあり、「行為障害(CD)」という病気と診断されます。

 2008年、当時シカゴ大学の心理学者だったベンジャミン・レイヒー氏は、すぐケンカを始める、弱い者をいじめる、物を壊してはしゃぐ、平気で嘘をつくなどの行動をとりがちな少年らの脳をスキャンして調査し、その研究結果を発表しました。それは、

「こうしたいじめっ子の脳には、他人の苦しみを見ると喜びを感じる回路が備わっているかもしれない」

 という衝撃的な内容でした。

 人は本来、他人の苦悩を目撃すると、自分が苦痛を経験したときと同じ脳領域が活性化され、“心”で痛みを感じます。ところが、彼らの脳で活性化したのは、報酬や喜びに関係すると考えられている扁桃体などだったというのです。

 ちなみに、この行為障害が18才以降に見られる場合は、「反社会的人格障害(ASPD)」と呼びます。ASPDは、自分の利益や快楽のために人をだましたり、攻撃性が強く、ケンカや暴力を繰り返すといわれます。法律に違反する行為を繰り返して逮捕されることもあります。

 なぜ、私がこうした例を挙げたのかというと、幼いうちに対処しておくことで、CDやASPDは改善できるため、子供の将来のためにも脳を検査する選択肢があることを知っていただきたかったからです。



とのことです。

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2012/08/18 10:00
何か事件がおこった時に
『病気』だから・・と刑罰を免れることだけは避けてほしいですね
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2012/08/16 23:54
いわゆるサディストというものにあたるんでしょうか。。

でも、集団的ないじめに関しては、これに限りませんよね。
皆が皆、こういう脳を持っているわけではないと思いますし・・

何にせよ、いじめで苦しむこどもたちが、少しでも早く救われますように。。
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2012/08/16 23:35
はじめまして、ブログ広場からお邪魔した。興味深い研究結果ですね。情報ありがとうございます。
いじめは不幸を拡散するだけで何の益もないので、この研究が一人でも多くの人を救えるといいと思います。
子どものいじめの現場である小中学校などの教育機関が対応できると早いですが難しそうですね。
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2012/08/16 18:13
萎縮した能は、正常に戻せるんでしょうか?成長過程で。
その辺を知りたいですね。
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2012/08/16 17:23
子供を持つ親としては、気になる情報です。
小さいうちから対処するための情報としてはとても有用ですね。
いじめを少なくするためにも、国単位で検査してもらいたいです~^^




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