縄文土器
- カテゴリ:日記
- 2011/05/02 10:04:26
きたろうは縄文時代が好きです。
石器時代は、非定住生活で食糧確保が大変そうだし、弥生時代は、部族間の戦争があり、両方とも住みたくありません。
縄文時代は、定住生活で、食糧確保も比較的容易だったようで、戦争もなく住みやすそうだからです。
昨日、歴史博物館で縄文土器の展示があり、展示室で学芸員の方によるギャラリー・トークがありました。
展示の目玉は、”イノシシの線画が刻まれた土器”で、このような土器の出土は全国的に初めてだそうです。
イノシシは、多産のため、縄文人にとって、出産・豊穣のシンボルにされていました。イノシシの模型やレリーフ状の物の出土例は今までありましたが、土器に線画で刻まれたものの出土ははじめてだそうです。
この土器は、高さ30cm、口の直径が28cmの深鉢形土器で、約4,000年前のものです。昭和60年に出土したものですが、当時はイノシシの線画は気付かれず、一昨年行われた再調査で、考古博物館の領塚正浩学芸員が線画を発見し、東大の線刻画の第一人者の東大の設楽教授に照会したところ、「まちがいない」とのお墨付きをもらったそうです。
ギャラリートークは、この線画の発見者の領塚学芸員本人が、約1時間のわたって説明してくれました。
この地では7,000年前から2,600年前の土器は多く出土しますが、2,600年前以降の土器の出土は極端にすくなくなるそうです。2,600年以降は、気候の変化等により、この地での食糧確保が困難になり、大多数が移住したと考えられています。
END
(考古博物館)
なんか色々と参考になりました。
気になってます・・・
歴史って推理も楽しいですよね^^