Nicotto Town


きたろう散歩


あにいもうと


昨日、メディアパークで「あにいもうと」という映画をみた。(画面は、小さい映画館並みの大きさ)
映画を見る前、仲の良い兄と妹のほんわかムードの映画と漠然と思っていたが、とんでもなかった。

あらすじは末尾に掲載しますが、東京に隣接する、古い因習に縛られた小さな町が舞台です。その妹は、奉公先でそこの息子にもてあそばれ、妊娠したが流産してしまった。その妹が、実家に帰ったところ、実家にいる兄と、取っ組み合いのけんかになります。(原因は下記参照)森雅之演ずる兄と京マチ子演ずる妹の取っ組み合いのけんかは、ものすごい迫力ででした。

京マチ子という女優さんの名前は知ってはいましたが、しみじみと認識しながら見たのは初めてでした。(寅さんの映画第17作の「寅次郎夕焼け小焼け」の大地喜和子の演技と相通ずる所がありました)

その取っ組み合いのけんかの後、いもうと(京マチ子)、末の妹(久我美子)が、川沿いの道を二人で東京の住まいに戻るシーンがラストシーンですが、そこで末の妹が「おねいちゃん、今度いつ帰るの?」との質問に、「嫌な奴だけれど、兄貴の顔が見たくなった時」というせりふがエンディングです。いがみ合い、けんか別れしたした兄と妹だが、根っこで繋がっているよというのがテーマの映画でした。

きたろうは映画が終わって「だから何よ」と思いましたが、昔の邦画、特に「小津安二郎」監督作品なんかは、やはり見終わって「だから何よ」ということになる作品が多く、この時代の一つのスタイルだったのかも知れません。

備考:この映画上映は、特別観賞会的性格の上映ですので、映画終了後は、拍手が起こりました。

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<映画のあらすじ等>
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映画(白黒)・・・「あにいもうと」・1953年 (昭和28年)
原作:室生犀星、監督:成瀬巳喜男。
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キャスト・・・
父(赤座)山本礼三郎
母(りき)浦辺粂子、
兄(伊之吉)森雅之、
上のいもうと(長女)もん:京 マチ子
末のいもうと(二女)久我美子、
学生(もんの相手の男)(小畑)船越英二

<物語>
多摩川べりの河原で働く護岸工事の人夫頭・赤座の長男伊之吉は腕の良い石工だったが遊び人であつた。妹のもんは、奉公先で学生小畑の子を身籍り家に戻つてぎた。

末妹のさんは、うどん屋の養子・鯛一との交際を、ふしだらな姉を持つたという理由で止められる。

伊之吉は幼い頃からもんを可愛がっていただけに悪態をつき辛く当たった。
ある日、もんの留守に小畑が赤座を訪ねて来た。伊之吉は帰りしな小畑殴りつける。

翌年、流産して自堕落な生活を送っていたもんが家に戻つた時、りきも、さんも鯛一と別れていたもんも兄が小畑を殴ったことを知った。

もんは兄に余計な事をしてくれるなとなじったところ、兄も怒り取っ組み合いの喧嘩になる・・・
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2011/05/01 23:02
こんばんわ♪
建物登りの件ですが、私も全然わからないのです(^_^;)
皆さんの登り方のまねをして、できたりできなかったり・・・なのです。
動物に引き上げてもらうなんて知らなかったし、一緒に練習しているお友達もいないので
情報もなくてお役に立てずに本当にすみませんm(_ _)m
時々タウンで一人練習していますので見かけたらお声をかけてくださいね♪





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