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ヨミビトシラズ


フランスのテロ事件と移民問題(前篇)


時事ネタです。あくまでも個人的な意見ですけど、
ちょっと語らせていただきます。

1/7に週刊誌「シャルリー・エブド」の本社がイスラム過激派の
襲撃を受けて多数の死者が出ました。

フランスだけでなくヨーロッパ全土でテロに抗議する大規模デモ
が起き、キリスト教徒とイスラム教徒の間で対立が深まっている
のはニュースで報道されている通り。

この件についてはローマ法王も「テロはよくないが、言論の自由
を盾に他の信仰や文化を貶めるべきではない」との声明を出し、
双方を諌める姿勢を見せています。

もちろんそれは正論だと思います。テロは正当化すべきでないし、
シャルリーの風刺画はただの侮辱としか言えない低俗極まりない
ものです。

しかし実際、ヨーロッパではイスラム過激派のテロリストを非難する
のは当然として、シャルリー側を非難する人は少ないわけです。

ヨーロッパの人は結局のところ、事件とは関係なしに、元々
アラブ人が嫌いなのでしょう。
だからシャルリ―みたいな三流雑誌が売れるし、事件が起こっても
非難の矛先はイスラム過激派だけに向くのではないかと。

僕はその根底には欧州各国が抱える「移民問題」があるのだと
思います。

だからあのデモは「反テロ」であると同時に「反移民」の意味も
少なからずあるんじゃないかな。

ローマ法王はすごく公平な視点で正しいことを言ってるんだけど、
欧州各国でデモを起こしている人たちが求めているのはそういう
「正論」じゃないのは確かでしょう。

前編はこの辺で切って、後編で移民問題の詳細などに触れ
たいと思います。





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