Nicotto Town


ヨミビトシラズ


6次産業化の誤解(前編)

かなり前に農業の6次産業化についてここで書いたのですが、
地元で若手農業後継者団体の役員をやっている付き合いで
「農業者サミット」というものに出席する機会があり、
6次化のことでちょっと考えさせられたことがありました。

農業者サミットというのは地元の農業に関わっている
「お偉いさん」がたくさん集まって講演を聞いたり、
意見交換や懇親会で交流を深める場です。

お偉いさんってのは具体的には農業委員会だとか農協の
青年部だとか、農協の〇〇部会の部会長だとか、農協の
組合長みたいな目を付けられると色々面倒くさい(笑)
人たちが主で、あとは役場の農政課長とか農業振興
事務所の担当者とかのことです。

まあその辺の面倒な濃密な人間関係のことは置いといて、
この集まりのときに学校での活動を「お偉いさん」の方々
から表彰された農業高校の生徒の発表があり、個人的に
色々思うところがありました。

ざっくり内容をまとめると
・発表した生徒はトマト農家の娘さん
廃棄される規格外トマトを活用するために6次化に挑戦
トマトを使ったスイーツを作り、学祭等で販売した
というものでした。

このチャレンジのためにわざわざ料理学校にも出向いて
加工技術を学び、製品化までやってのけた熱意と行動力
は並の高校生では持ち得ないもので、自分が高校3年生
だった頃を思い返せば比べるのも恥ずかしい(笑)

ただ今の自分は30過ぎのおっさんなので、経験値と
いうか、ずる賢さではその子よりちょっと上です。


後編へ続く





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