6次産業化の誤解(前編)
- カテゴリ:30代以上
- 2018/11/22 20:28:08
かなり前に農業の6次産業化についてここで書いたのですが、
地元で若手農業後継者団体の役員をやっている付き合いで
「農業者サミット」というものに出席する機会があり、
6次化のことでちょっと考えさせられたことがありました。
農業者サミットというのは地元の農業に関わっている
「お偉いさん」がたくさん集まって講演を聞いたり、
意見交換や懇親会で交流を深める場です。
お偉いさんってのは具体的には農業委員会だとか農協の
青年部だとか、農協の〇〇部会の部会長だとか、農協の
組合長みたいな目を付けられると色々面倒くさい(笑)
人たちが主で、あとは役場の農政課長とか農業振興
事務所の担当者とかのことです。
まあその辺の面倒な濃密な人間関係のことは置いといて、
この集まりのときに学校での活動を「お偉いさん」の方々
から表彰された農業高校の生徒の発表があり、個人的に
色々思うところがありました。
ざっくり内容をまとめると
・発表した生徒はトマト農家の娘さん
・廃棄される規格外トマトを活用するために6次化に挑戦
・トマトを使ったスイーツを作り、学祭等で販売した
というものでした。
このチャレンジのためにわざわざ料理学校にも出向いて
加工技術を学び、製品化までやってのけた熱意と行動力
は並の高校生では持ち得ないもので、自分が高校3年生
だった頃を思い返せば比べるのも恥ずかしい(笑)
ただ今の自分は30過ぎのおっさんなので、経験値と
いうか、ずる賢さではその子よりちょっと上です。
後編へ続く