旭堂南陵『矢作橋』その3
- カテゴリ: お笑い
- 2009/05/06 10:10:35
あー、藤吉郎食い始めたんですが、体は小せぇが大食いの人で半分と言われたら後の半分が食いたくてしょうがない。 答え無しに食う訳にいかんから、何とかして後の半分を平らげてやろうと思ったから、藤吉・・
「あーこりゃ旨い・・(プップップッ)・・こりゃ旨い・・(プププッ)」 『あーう、これこれこれ、何を...
あー、藤吉郎食い始めたんですが、体は小せぇが大食いの人で半分と言われたら後の半分が食いたくてしょうがない。 答え無しに食う訳にいかんから、何とかして後の半分を平らげてやろうと思ったから、藤吉・・
「あーこりゃ旨い・・(プップップッ)・・こりゃ旨い・・(プププッ)」 『あーう、これこれこれ、何を...
“下にー、しゃおおお~~~” 藤吉小僧頭下げながらこれを見た。
「あー、こいつ俺より年は下だ、えー! 大名の家に生まれた幸せ者めが、俺の寝ているのを追い立てやがって、橋の上へ座って頭を下げる・・ははー、幸せな奴だな。 俺が出世したら・・この子倅(こせがれ)をば家来にして・・この橋を渡って見せて...
初めの部分がちょっと録音されてなくて途中からでしたので、僭越ながら私の創作で付け加えました。 なお徳川家康の小さいころの姓は松平ですが本文ではややこしいので徳川となっております。 ではたっぷりどうぞ!
「針~~!針は要らんかね~~、針~~!針は要らんかね~~・・・あ~腹減ったな~・・今日は全然...
「さあ、もっと来なさい」 『へえ』 「やあ浪々中は色々世話になった。 さあ飲みなさい。」 『へえ・・柳田様! 貴方にこれを申し上げない・・うちは・・お酒も喉に通りませんので・・』 「其方(そなた)どうした?」 『8月十五夜の晩に五十両失くなりまして』 「んん!・・春早々、左様な事を言ってはならん、こ...
「何でお前勝手にそういう事を考えるんだい!・・いや、あたしもお前の主人だ、あ! お前の粗相はやっぱしあたしにも有る、お前と私が柳田様に斬られればそれで済む。 あの潔白なお方にそんな汚名着せておきたくない・・捜しなさい! 皆!・・褒美として10円上げますよ!」
今は10円だけど昔は10両だった、...