昔むかし…
- カテゴリ:30代以上
- 2022/09/06 13:42:54
昨日は乳腺炎の経過観察のための通院日。
内科医院でもあるお医者なので、患者さんは内科も乳腺炎外科もごっちゃ混ぜ。
広い待合室で待っていると、聞き覚えのある名前を看護師さんが呼びます。
もういるはずの無い小中と同級生だった、実家のすぐ傍の住人の名前。
実家へ行く度、家を目にするので否が応にも思い出します。
幼い頃はその子と遊びたいのでは無く、その子のおばあちゃんに会いたくて良く家に
上がり込んていたなぁ。
おばあちゃんには随分可愛がってもらったし、お裁縫の基本の基本、針に糸を通すことなんかを
教わったな。
おばあちゃんが亡くなって随分後、私たちも別々の高校へ進学して…。
ある時、その子の母親から電話がありました。たまたま電話を取ったのは私。
その頃は、まだ黒電話だったねぇ。
電話の内容は、その子が死んてしまったと…。自死だったらしい。
高校生になるとすっかり行き来も無ければ、互いに自分中心で相手には関心も無かったので
住む距離が近すぎる余り驚きが半端無かったよね。
確か私よりか成績も良かった人だったので、ひとクラス上の学校へ通っていたよね。
何があったか、病んだかで入院していたらしい。
後で聞いた話「こんなところにいるくらいなら!」と自死を選んだとか…。
そんなことをまた思い出してしまったんだよね。
お医者で会ったのは、同性同名のもっとお歳が行ったおじいちゃんでした。
ここ何年かの間に彼の父親が亡くなり、施設へ入っていたという当時電話をかけて来た母親が亡くなり、
暫く空き家になっていた彼の家。
ある日実家へ行くと、窓が開け放たれなんだか懐かしい暗い茶の間の角にあるお仏壇が見えたのですよね。
一気に幼い頃、おばあちゃんと時を過ごした思い出が頭の中に浮かんで来たりしたんです。
その後暫く…更地になっていましよ。
何もかも吹き飛んでしまったかのように、ただ広い砂地がそこにありました。
沈んだ過去の記憶って、ある時急に呼び起こされたりするものなのですよね。
そんな、私の頭の片隅にあった古い記憶のお話でした。
あのときおばあちゃんはこう考えてたんだな、、、とか
自分がその歳に近寄ったから
わかるようになって来てるんだよね^^^
小学3年のころ、1、2年は同じクラスで3年で別になった子が破傷風で亡くなりました。
驚いたけど、クラスは変わったし小学生なんて死から遠いところにいる存在なので、ピンとこなかった。
破傷風というものがどんなものかもわからなかったし、死ぬということは怖い病気なんだと。
小学校の低学年は友だちもコロコロ変わるので、そのうち、忘れてしまったし。
その子の顔は集合写真を見てももう思い出せませんが、家があった所はしっかり覚えてます。
養蚕をやっていた造りの農家だった。
とっくの昔に取り壊されて別のお宅になっていますが。
思い出のあるお家が取り壊されるのも寂しいですが、それにしても自死というのは辛いですね。
病院で偶然同姓同名の人が呼ばれたのも、思い出してほしかったのかな。
イチジク、鉢植えで育てているお宅がありますが、鉢の大きさに対して木がだいぶ大きいような気がします。
実がたくさんついてたけど、採ってるようすは無し・・・
お店にはもう出回ってないです。
ふっと思い出す時ってあるんですよね。
本当に突然頭に浮かんでくる時もあれば、
似た名前や同じ名前と巡り合ったりとか・・・。
きっと、故人がりんさんに思い出してほしかったんですね^^
色んな気持ちがないまぜになるよね。
実家の住所は○条○丁目○-○なんだけれど、
道路を挟んだ山の住所は○○○番地。
その山に1件だけ、プレハブ小屋の家があって、
同級生が住んでいて、一緒のクラスだったから
一緒に登下校していたの。
中学は同じだったけど別のクラスで部活も違ったから
疎遠になって、私は高卒後ひとり暮らしを始めて、
結婚して転勤で地元を出てね。
数年前に実家を見に行ったら、あったはずの山は
新興住宅地になっていて、面影は見事に無くなってたわ。
っということをりんちゃんの日記で思い出しました。
同窓会の誘いを受けて出向いてみれば・・・・・
すっかり様変わりしてました。
皆で通った駄菓子屋も無くなり
売り払った旧家の土地には二軒の家が建ち
物凄く広く感じた公園も、広場としか思えない様子
友人宅も、見知らぬ建屋で表札も名前が変わっていたり・・・・・
時代と共に変化しているとはいえ、大きく様変わりしてしまうと
何か寂しい気持ちになります。
もう無いと知った時の
なんとも言えない寂寞感……
ひとつの時代が過ぎ去ったんだなぁって思いますね