今年の春に買った桃の木に
青々とした緑が満ちる
小さかったバラのつぼみが
小さな花を開く
去年の春に出会った私たちも
１年の季節を過ごした
いくつかのいさかいを過ごして
いくつかの抱擁を過ごして
芽吹きはいつか花をつける
芽吹きはいつか実をるける
そうしていつか葉を色付け
やがていつか次の春...
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みっちょん恋愛の詩
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灼熱の暑さの中
氷結にとじこまれた中
竜巻の風の中
土砂降りの雨の中
私はあなたを探せるだろうか
私はあなたを助けられるだろうか
私の手はあなたに届くだろうか
一瞬の終わりまで一緒にいられるだろうか
愛は不滅という言葉を信じたい
いつまでも どんな時でも
何があっても どんな運命でも
あなた...
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玄関に脱いだ
靴を眺める
彼が大好きだった
リボンのついたパンプス
彼が買ってくれた
一目で気に入った
足にぴったり合った
リボンのついたパンプス
何度も履いて
形も変わってしまって
でも彼に会う時はいつも履いて
コツコツと音を立てて
夏になると
サンダルに変わって
ちょっとさみしそうに...
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忘れていた財布の中に
外国の硬貨が少し
きっとこれは彼と行った
イギリスの名残
私が行きたいと言った
田舎の風景が見たいと
一夜漬けの英語で
旅立って行った私たち
ロンドンから行ける
調べておいた近くの田舎
どこも観光地になっているけど
なるべくそこの空気が吸いたい
７泊の長旅
今回は秘...
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小さな電車に乗って
どこに出かけようか
行き先は知らない
足の向くまま
気ままな春の１日
小さな駅で降りる
都会とは違った空気
緑色の山
ここはどこだろう
そんなことは知らなくていい
小さな喫茶店に入る
意外にもたくさんのコーヒー
カプチーノを頼む
いつもの定番
暖かなカップが嬉しい
小...
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