Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


追憶


並木路を歩いて
途中でカフェで休んで
噴水の傍ですわって
小さな駅まで行って
電車で街まで出て


お気に入りの雑貨屋さんで
二人のマグカップを買って
ファストフードの店で夕食をして
私の部屋でちょっとだけ寄り道をして
あなたが帰っていく


こんな道の後を
辿ってみた
どんな拾いものをするか
試してみた
拾ったものはただ空しさだけ


二人お揃いのマグカップ
あなたはどうしたかしら
捨てなきゃいけないのに
忘れなきゃいけないのに
ぽつんと部屋に置かれている


短かった恋
もっと抱きしめたかった
もっと寄り添いたかった
もっと愛したかったのに
あなたはもういない


街はこれから雨の季節
思い出も流してくれるだろうか
そっと手からふるい落とせば
流れていくだろうか
行き先は知らない


明日の目に
顔をあげなくちゃ
そぼ降る雨に打たれながら
あの人のことを流そう
そして晴れ間を受けよう

アバター
2013/06/11 08:02
カークさんへ
ありがとうございます。
悲しい振り向きですね。
でも、こうして一段をあがっていくんですね。
恋の階段は上へ上へと上がっていくのですね。
アバター
2013/06/11 06:49
愛の階段の天まで続け
別れのない愛の館に届くまで
一段一段昇り詰める階段に
迫る別れの時が切ないですね。
文章の流れに潜む感情の高揚が
素敵ですよ。
アバター
2013/06/10 07:41
ひろさんへ
ありがとうございます。
梅雨の晴れ間に思い出を映し、雨の日に流れに捨てる。
新しい明日の為に…。
アバター
2013/06/09 21:31
梅雨明けの晴れ間に思いをはせ



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