Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


バレンタインの日に


雨がみぞれに変わる頃
暖かい部屋の中で
ガラス窓から外を眺めて
凍えて歩く人日を見る


今日は仕事を休んだ
雨のせいか薄暗い部屋の中
電気もつけずに
膝を抱えている


リボンで飾った箱を見る
あなたの為に買ったチョコレート
渡せるはずもないのに
なぜ買ったんだろう


アロマの香りが流れる
ラベンダーの香りに包まれて
思うことは一つ
ただただあなたのことだけ


近くにいて遠いあなた
見つめるしかできない私
告白は怖すぎて
だって付き合っている人がいる


話ができると言えば
仕事のことばかり
分からないことも
笑顔で教えてくれる


私の笑顔の下を
あなたは知らない
隠されたそこには
はじかんだ私がいる


チョコレート
リボンをそっと外して
一粒食べてみる
あなたに渡せなかった恋




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