Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


別れの影


お休みが続く時
私は電車に揺られながら
思い出の町に行く
それはあなたの故郷
今頃あなたはどこにいるのだろう


駅で遠くを見ながら
あなたの家の方向を見る
そこには暖かな笑顔と
あなたの思い出が詰まっている
私には遠いものになった


都会の片隅で生まれた小さな愛
きっと花が咲くと信じていた
北風が揺らしても
太陽が照らしても
枯れることはないと思っていた


どこで間違えたんだろう
花は咲かなかった
きっと私達が振り向かなくなったせい
泪と言う水をあげても
もう遅過ぎた


風にせかされるように
あなたの町を離れていく
もう来てはいけないということは
分かっていたけれど
もう一度あなたの姿を見たくて


電車の揺れが
心を揺らす
まだ愛を持っているのだろうか
まだ花の咲くのを待っているのだろうか
都会の片隅は暗すぎるのに


風に吹かれて私の思いも
飛び去っていくのだろうか
あまりに悲しすぎた終わりに
ピリオドを打てるだろうか
明日には何が待っているのだろうか


都会に雨が降る
アスファルトに水たまりができる
そこに私の影を映しても
泣き顔が見えるばかり
もう追いかけても無駄なあなたの愛


別れの言葉もまだ忘れない
拘泥していても負けだけど
強すぎるあなたの存在が
心を強く抱きしめて
去っていくあなたの跡を追うばかり


アバター
2014/08/05 08:48
ろぷろすさんへ
ありがとうございます。

それははかない思いだと知っていても、つい見ちゃうんですよね。
遠くなった景色も、いつか心から消えていくといいですね。
アバター
2014/08/04 18:18
つい見てしまう場所ってありますよね。



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