Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


移ろう中で


強い風が吹く度に
季節が一つ変わっていく
いつの間にか季節はもう
足元に忍び寄って
長く影を落とす


移ろうそのなかで
生き残った者は何だろう
心も崩れ去って
つなぎとめようとしても
手のひらから落ちていく


もう少ししたら
色づく季節が来て
その中を歩きながら
過ぎ去ったあの頃を思い出しても
太陽に照らされて見えはしない


まるで1ページをめくるように
そのかぐわしい日々は少しずつ
目に焼き付いては消えていく
追いかけても
もう戻らないあの日と共に


風に飛ばされたモミジの葉は
まだ季節を知らないかのように青く
悲しみの姿を見せて
木に戻ることを祈っていても
もうそこには戻れない


悲しみが轍となる頃に
顔をそむけても
見えるのはただ歩んできた道だけで
明日という日が来ても
うつろになった目が浮かぶだけ


離れてしまった心は
どこに飛ばされて行ったのだろう
つづれ織りの文様のように
姿を残すはずだったのに
ただ縦糸だけが残って


やがて木枯らしが吹くころには
寒い心を抱えて
ただ佇むことしか知らない影が
この身を包んだとしても
もう戻らないあの日に馳せる想いよ

アバター
2014/10/14 10:13
leviatanさんへ
ありがとうございます。

そうですね。いい思い出になる日がやがて来るでしょう。
また新しい季節はやってきますね。
もう一度踏み出す勇気さえあれば、希望も見えてくるのでしょうね。
アバター
2014/10/14 09:19
過去の輝いた日々はいつまでも忘れられないものですね。
良い思い出があるだけでも幸せなんだと思うことで、虚ろな心を慰めるしかないのかな。
心を満たしたければ、どんどん新しい思い出を作ることですよね(^^)



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