Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


冬に一人


今日も雪が深く積もって
まるで閉じ込められたよう
そっと扉を開いてみたら
銀世界の中に
現実はつまっている


銀箔の世界で遊んだ
あの日々はもう遠い
桜咲く季節を待っていたのに
間に合わなかった二人
どこを間違えたんだろう


いつだって目で追っていた
君のことを 君のしぐさを
気付かなかったかもしれないけど
君は笑顔をくれた
僕の心の中に


切ない思いを抱えたまま
毎日を過ごすのは辛すぎて
でも時間はお構いなしにやってきて
流れに押し込んで行く
まるで波高い海にほうりこむように


あの日のことは思い出したくないけど
きっと二人にとっては
大切な日だったのだろう
別れと言う悲しみがあったけど
それが一つ大人にさせたのだろう


これ以上大人になんかなれはしない
もう十分感じてきたから
別れることがその条件なら
大人になれなくてもいい
年を取るだけで それだけでいい


もう人を愛せないかもしれない
そう思うけど
一人は辛すぎて
でも君の代わりは欲しくない
桜舞う季節に一人だとしても




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