Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


夢~別れ~


なにを想ってきたのだろう
夢を見ながら祈った日々
正夢になるとでも思っていたのか
あなたに抱かれる日々が
続くとでも思っていたのか


もう忘れなきゃいけないのに
記憶のどこかに潜んでいて
私を苦しめる
暗い穴に落ち込んで行くように
見上げるしか見えない光


「もし…」と思っていても
もう取り返すことはできない
輝いていた笑顔も影も
昨日の彼方に飛んで行く
つなぎとめることはできない


いくらあなたを想っていても
いくら夢に出たとしても
手が届かないその場所に
行くことはできない
深い溝ができて


さよならが消えていく
こだまを響かせて
耳をこらしていても
小さくなっていく
あなたの足音と共に


出来なかったことを悔やんでも
もう戻っては来ない過去
葬り去ることもできなくて
見送る私をしめつける
ただここに立ちつくしたままで


明日がどんどんやってきて
覆い隠そうとするけれど
透かして見えるその下には
まだ見憶えのある姿が
悲しさをおびき寄せる


忘れなきゃいけない
踏み出そうとしても
今はただ足元から影だけが
あなたを追って行く
果てしのない道のりなのに




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