Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩



「ひっそりと咲いている1本の桜がいい」って
あなたは言っていたわね
そんな桜を探して
あちこちと探したけれど
なかなか見つからなくて


「そんな桜の木を一人占めしたい」って
あなたは言っていたわね
騒がしい公園の桜より
なによりきれいでしょうね
そんな木の下にいたかった


まだ小寒い木の下で
あなたは何を想っていただろう
結局は見つからなかったけれど
はらはらと散る花弁を受けて
あなたは何を想っただろう


夜桜はきれいなんて
そんなことは嘘
ライトアップでもしない限り
見えはしないんだもの
白く光るそんな花弁も


こんな風に散っていくのが恋なら
そんな悲しいことはない
あの時つないだ手と手は
永遠のもののはずだったのに
でもそんなんじゃなかったわね


いくらあなたを探しても
桜の木は何も言わない
1本きりの桜を探さなきゃ
その下にはあなたがいることが
分かっているはずなのに


はらはらと散る花弁が
あなたのもとへ導いてくれるなら
どこまででも追って行っただろう
でもそれは涙と共に飛んで行くだけで
ふっつりと切れた 儚い糸のように


「もう桜も終わりだね」
そんなことを言いながら
私と肩よせ合ったわね
そのぬくもりさえも
もう忘れてしまったの


一時の夢だったんだろうか
それも分からないままに
今年も桜が咲き誇る
でもあの1本の桜を
まだ見つけられない私






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