Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


シャボン玉


「こんなはずじゃなかったのに」
あなたは言ったわね
じゃあ どんな明日を見ていたの
あなたより驚いている
私がいるというのに


次第に別れて行った心は
もう取り戻せなくて
あなたは背中を向けて行ったわね
隣にはもう
私はいないんだわ


二人は一体なのにを
夢見ていたんだろう
それは夢でしかなくって
ただ空中に漂うばかりで
手のひらには降りて来なかった


握りしめたかったのに
あなたと私の手で
でもそれはシャボン玉のようにはかなくて
きらきらと輝いていたのに
弾けて壊れてしまった


飛んで行くシャボン玉を追い掛けて
あなたに辿りつきたかった
でもそこには薄い壁が出来て
行く手を阻んでいた
もうかなたに行ってしまったあなたの影


飛ばしていくシャボン玉
虹色の光を受けて
何を映そうと言うの
歩いてきた道が偽りなら
もう後戻りはしたくない



それでも私は
私のシャボン玉を飛ばしていく
いつか誰かの手に乗っても
きっと弾けないで生きて行く
そして一つになって歩いて行く





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